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挽歌

あたしを 知って
君は   死んだ

真実のためには
死さえも恐れない君 が
素晴らしい君 が
偽悪の ために

君が  たった1度
あたしを愛した と言う不幸を
あたしは  めざとく
取り押さえて  やったのだ

愛する事の  精一杯に 溺れて
あたしを  許した時
頷いた 時
受け取った 時
君は
君を   失くしたのだ

失わせたのは  あたし

前進していた  君
自由だった  君 は
死んだ


失わせたのは   あたし
そうして
失ったのも
この あたし   なのだ