贈り物
なんだろう なんてこたない歌なんです
良くある風景の
けど 何故だかわかる 分かり過ぎるくらいに
こうやってさよならを背負って
みんな 行くんですよね
贈り物
歌:吉田拓郎
作詞作曲:吉田 拓郎
あの時僕は こう思ってたんだ
君になにかをしてあげられる
せめて歌ぐらいは唄ってあげられる
僕はギターを持ってたんだし
終わってたんだよ 何もかもが
その時から みんなまちがいだらけさ
もう行くよ もう何も言えなくなった
それから君の好きだった“雪”は
誰かに唄ってもらえばいいさ
今はわかり合おうよって時じゃないんだ
これで少しは気が楽になるだろうネ
笑ってたんだよ 心の中で
僕にはそれがきこえてくるんだ
捨てちまうよ 君のくれたものなんて
それは小さな物語なのさ
暗い路地に吐き捨ててしまおう
だから とどまるよって言わさなかった
そんな君にも罪などありゃしない
もういいんだよ それだけで
住んでた町のせいにしちまえばさ
サヨナラは 僕の背中にしょって行くさ