🈞 31歳年下の彼
50歳の時 31歳年下の大学生と恋に落ちた
年齢差も何も考えず ただひたすら好きだった
向こうも私も お互いに大好きだった
お金が無いから 一軒の喫茶店でずっと粘り
1つのウォークマンで2人で音楽を聴き
真冬に公園で ガタガタ震えながら 話をし
いつもくっついて いつも顔を見合わせて
いつも抱き合って いつも笑ってた
彼との付き合いは とても順調で楽しくて
彼が大学を卒業する22歳まで ずっと続いた
彼が ひとつの言葉を口にするまで
彼の言った言葉は 「結婚してくれ」
それが全てをぶち壊した
31歳違うんだよ 君が30の時私は61だよ
そんな彼の将来を壊す選択は 私には出来ない
いや しちゃイケナイ
私の答えは 「さようなら」だった
以後 1度も会っていない 電話も変えた
接点は全て 断ち切った
後悔してないと言ったら 嘘になる
嫌になる程 後悔した 苦しんだ 泣いた
それでも それが私にできる 彼への贈り物
最後の最後の 貴重なプレゼント
今頃どうしているのだろう もう結婚してるかな
可愛い子供は居るのかな バリバリの会社員かな
時折 ふと思う 会ってみたいな
でも思うだけ
実行は絶対しない
過去の 3年間の 私の恋のお話です
決して忘れない 幸せな3年間の