別れのサンバに寄せて

長谷川 きよし(はせがわ きよし、1949年7月13日 )
日本のシンガーソングライター ギタリスト
本名は長谷川 清志 東京都出身

東京教育大学附属盲学校
(現在の筑波大学附属視覚特別支援学校)卒業

緑内障のため2歳半で失明し全盲となる
高校三年生のときシャンソン・コンクールに4位入賞
1969年「別れのサンバ」でデビュー
発売直後はあまり反響のなかった曲ではあったが
深夜放送で流れるようになると
フォーク世代の若者から支持され大ヒットとなった
デビュー当時からサンバやボサノヴァといった
ブラジル音楽を取り入れた作風を得意としている事も特徴である

私は左耳が聴こえません
視力は0.09です
それだけでもう不便で仕方ないのに
彼は何から力を得てギターを覚えたのでしょう

一説にはラジオだけで勉強した等と言われてますが
超絶的なギター演奏と 濃密かつ透明度の高い声による
バラードで人気を博すようになるまでどれだけ努力したか

彼の歌を聴く時 どうしてもそれらが頭に浮かびます

不幸は 人を不幸にするだけではない
新しい幸福へのきっかけでもある

確かに本当にそうなんでしょうけれども
彼の強靭な精神力には 頭が下がるばかりです

でも皆さん 私は彼が全盲だから
それだから好きなわけではありません

彼の素晴らしい歌声とギターに
ただただ 魅せられているのです


皆さんも是非もっと一杯聴いてやって下さい



      別れのサンバ

      作詞作曲:長谷川清志 
      歌:長谷川きよし


何んにも 思わず
涙も 流さず
あなたの 残した
グラスを みつめて一人

みんなわかっていた
はずなのに
心の奥の淋しさを ああ
わかってあげれば
別れも知らずに すんだの

きっと私を つよくだく時も
あなたは一人淋しかったのね
あなたの 愛した
この髪さえ 今は泣いている
今は泣いている 今は泣いている