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忘れ得ないお祝い

今日は私の嬉しくも無い(爆)誕生日ですが
誕生日と言うと お祝い

過去に色々お祝いは貰ったけど
忘れられないお祝いと言うのもいくつかはあるもので・・

中でも今良く思い出すのは
最後の旦那さんと結婚する前のお話

まだチョット知ってて顔あわせればお話くらいはする
そんな関係の頃の誕生日 電話がありました
朝の8時頃??
多分出勤前だったんだと思います

私の住んでた家の最寄り駅からで
いま駅にいるから5分でいいからあえないか・・みたいな電話

とりあえず駅に行ったら
両手に抱えきれないほどの花束

なんていうとかっこいいんですが
これがバラでもなければ なんたって生花じゃない 造花(爆)

造花の花束をゴソっと私に手渡すと
そのまま彼はすぐお仕事に

貰ったものは特に嬉しかったわけじゃありません
それより気持ち 行動

会社に行くのに歩いててその花を見かけて
どうしても私にあげたくなり 方向転換して私の最寄り駅に飛んできたそうで
雨が降ってて 彼はびっしょりで
でもその花束はぬれてなくて・・・

渡すなり大慌てで会社にすっ飛んで行った彼の
そうしなくてはいられなかった気持ちとか行動力とか
まぁいうなれば彼なりのそのときの情熱だったんでしょうが
それがなんか胸にジーンと来て

香りもしないその花束に顔をうずめて
私も雨にぬれながら
でもその花束はぬらさずに 家までの道のりを歩いて帰った

そのときのホワーッと胸の温かくなる思い
寒かったけど 心の中だけは暖かかった
その暖かさが 私にとっては 忘れられないお祝い・・ですね

その後彼からは離婚に至るまでずっと
何かしらのお祝いがありました
でも 私にはあれが彼からの
あとにも先にも一番忘れられないお祝いです