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せっかく稔典

せっかく稔典さんを出したので
今日は稔典さんで締めくくりたいです
他に良く知られてる句と言うと

晩夏晩年 角川文庫 蝿叩き

季語:晩夏(夏)意味:晩夏の晩年に、
角川文庫の本をハエたたきに使っている。
「晩」の漢字の繰り返しには、リズム性とともに夏の終わりを
強く印象付ける効果があります。最近は殺虫剤を
使用することもありますが、ハエを叩くのに
手近にあった文庫本を使ってしまう日常生活を詠んでいる句です。

百日草 がんこにがんこに 住んでいる

季語:百日草(夏)
意味:百日草は長期間にわたって頑固に頑固に住んでいる。
百日草は開花期間が長く、色とりどりの花を咲かせるため
花壇で育てるのに人気の花です。長いものでは5月から
11月と半年近く咲くものもあるため、「がんこに」を
2度繰り返すほどずっと咲き続けていたのでしょう。

影踏みは 男女の遊び 神無月

季語:神無月(秋)
意味:影踏みは男女の遊びだ。神様のいないこの神無月に。
「影踏み」はお互いの影を踏みあう遊びですが、ここでは
「男女の」と子供以外の遊びであるように詠まれています。
明治30年代までは月明かりの下で行われることが多かったこと、
神無月という神様のいない期間を見計らっていることから、
秘め事のような雰囲気を漂わせる句です。

あの頃へ 行こう蜻蛉が 水叩く

季語:蜻蛉(秋)
意味:あの頃へ行こうとトンボが水を叩いている。
「あの頃」という言葉からトンボを追いかけていた子供の頃を
連想する人が多いのではないでしょうか。小川のせせらぎの音と
トンボが飛び交う野原の様子が浮かんできます。

冬晴れへ 手を出し足も 七十歳

季語:冬晴れ(冬)
意味:冬晴れへ手を出すと老いを感じる手が見える。
足も出してみよう、七十歳の冬だ。
この句は作者が70歳の時に詠まれています。晴れた日の中に
手足を出すことによって老いを感じつつ、それでもまだ
前に進もうという気概を感じる一句です。


まだまだあるんですがそれはまた
解説は1つの例でそれにとらわれることはないのですが
全く意味が分からない方もおられるかと
一応つけておきました

好き嫌い色々あると思いますが もし万一
稔典さんのファンが増えてくれたら
嬉しい限りです(^_^)v