過敏症や心身障害によるマスク拒絶と対策案を考える
下記の記事などで書かれているようにマスクをつけることが困難な人がいる。
１００人が１００人同じでないことが健全な社会である。マスクをつけることが困難な人もいれば、それを咎める人がいることは自由意志が許される社会であり社会が健全であることだろう。
ただし、大きな声で咎めることや罵声は暴力行為であり、許されざる行為である。
マスク装着は手段であって目的ではない。
これを理解しない社会に問題はある。
マスクは「飛沫防止」「接触防止」を目的として簡単な手段として広く用いられている。つまり「手段」であるから、目的を達成するならば別の手段でも構わない。
例えば、
通常より大きい面積の遮蔽フェイスシールドは有効だろう。
麦わら帽子のようなつばの広い帽子をかぶれるのであれば、ハチの養蜂家が装備するような防護服のメッシュ部分をフェイスシールド素材に変えるのも良いだろう。
肩に背負うことができるならば、ビデオ会議用の段ボール背景を逆にして前を遮るようにして、透明素材ににするのはどうだろう。
過敏症の人も衣類は身に付けていることがほとんどだろう。それであるならば、衣類に準ずる負担でマスク装着の目的（飛沫防止と接触防止）を達することを模索してほしい。これらを諦めて免罪符を作るだけにとどまらないで欲しい。
目的は口の前に１枚以上の防壁があること。
「夏用マスク」なるものが発売される状況であるから、現在は「口の前に何かしらの素材で１枚以上の防壁があること」が社会の許容レベルと考える。
「水分に覆われたウィルス核が飛散しないこと」
「他人が飛散させたものを直接口にしないこと」
「外気に触れている手で口や鼻を触らないこと」
これらを目的としてマスクは簡単な手段として有効と言われる。
マスク自体の有効性は国内のみならず国際的にも賛否が分かれているし、医療グレードの使い方をする一般民はいない（マスクを顎に下げる人が多いことを思い返せばわかる）。
マスクを着用することは目的達成に対して限定的であること、
代用する手段があること、
「新しい生活様式」となる現社会を生きる者として知っておくべき事の１つだろう。
店舗や施設がマスク等着用を要求するのは世論が求めた結果
インターネットを中心に感染者が利用した店舗や施設に対して攻撃を行う事例がある。感染者が利用して世に名前がリスクを考えると、防衛策として利用者全員に感染予防対策を要求するのは自然な戦略だろう。
これは国民の個人個人の問題でもあるし、報道機関の報道という名の暴力でもあるため論じることは難しい。類例としては、盲導犬を拒否する施設の問題があった。
個々人が適切な知識と適切な対話を行うことが最も必要だろう。