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弱みを強みに活用する話

こんにちは。噺のキャリアコンサルタントこたにです。
「噺の」というのは、なにか肩書を持ちたいと思っていた私に、オンラインサロンの仲間が「こたにさんは、落語が好きでお話も巧いから」と提案してくださったキャッチフレーズです。
そんな私ですが、小さいころは人見知りで、自分から話をするのが苦手な子供だったのです。

私の弱みは「人見知り」

前の記事からの続きですが、仲井さんの著書「40代からの自分の人生を充実させる整理術」の気になった一節にあった、「強みは同時に弱みにもなり得る」からの「弱みを改善するのではなく、それを逆に強みとして活用する道を模索した方がいい」というところを考えてみました。

今でこそ「噺の」なんて冠をつけても平気なくらいには、雑談でもセミナーでもプレゼンでも、なんでもござれで喋れる大人になっていますが、小学生くらいまでは典型的な内弁慶でした。こんなことを言ったら嘲笑われるのではないか。からかわれるのではないか。バカにされるのではないか…。そんな風に考えてしまっていて、家の中以外では、極度の人見知り状態でした。今の私を知っている人には、ほとんど信じてもらえないのですが…(笑)。
「人見知り」をググってみると、「初対面の人や新しい環境に対して緊張したり、警戒心を抱いたりする性格傾向を指します。」と出てきます。緊張や警戒心となっていますが、要は「どう思われるのかがわからなくて怖い」というところだと思います。

「人見知り」ってどういうことなのか

さて、弱みである「人見知り」を強みに活用するために、なぜ「人見知り」になっているのかを考えてみました。
自分も含めてですが、「私は人見知りだ」という自覚のある人の多くは、「人が嫌い」なのではなく、人と話をすることに、緊張したり、警戒心を持ってしまっているだけだと感じています。私の場合は、「変なことを言って嘲笑われないようにしたい」という緊張や警戒心が、人見知りのもとでした。自意識過剰と言ってしまえばそれまでですが、何かのときに、「変だ」とか「おかしい」とか言われてしまうと、また言われてしまうのではと怖くなってしまいます。自分が言ったことに対しての聞き手の反応が気になってしまって巧く話せない。人見知りだと言っている人に聴いてみると、そういう人が多いです。

「人見知り」を強みに変える

どうやって「人見知り」を活用するか。私が人見知りを克服できた気付きは、「反応が気になる」ということは、相手の反応がよく観えているということではないか?ということでした。自分の話につまらなそうにしているとか、話に不快感を持っていそうとか、興味を持ってもらえていそうだとか。相手のちょっとした表情や反応を敏感に感じられている、と、ポジティブに受け止めれば、反応を観てつまらなそうなら話を変えたり、興味を持ってもらえていそうなら深めたりと、会話を弾ませる方向に意識を切り替えられるようになりました。そうやって「人見知り」になった特性をポジティブに活用し始めると、友人たちとの雑談ができるようになり、話す回数が増えていくと、多くの人の前で話すのも苦にならなくなって行きました。

あとがき

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
本業で若手の方々とお話することも多いのですが、「人見知り」をポジティブに捉えることで、臆せず話しかけることができています。本当は、今の若者たちは優しいので、おっちゃんの頑張りを優しく受け入れてくれているのかもしれません(^^)

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