日本語学習支援ボランティア養成講座での学び(3)
下の記事に引き続き、ボランティア講座での気づきを紹介する。
・子供の言語の定着について
母語が定着するのはおおよそ10歳といわれているそう。
それ以前に母語と異なる言語を覚えようとすると、どちらも中途半端となる可能性がある。
小さいころは言語を勉強するというより、気づけば覚えているという状態となるため、幼児の英語教育なども注目されるが、メリットばかりではなさそう…。
と、ここまで講座で聞いたことを前提に考察してみたが、その後に情報を調べると諸説あるようで、一概に早期の第二言語教育は不要と結論付けることはできない。
逆に自分の目で見た事実を引用して2か国語以上を習得している子供の例を書いてみようと思う。
フィリピンでは、小学校でタガログ語と英語の両方を学ぶ。そして、なんと英語で各教科の授業を受けていた。
さらに、家庭ではタガログ語と異なる現地語を使用する地方もある。
そのため、自然と3か国語を話せるようになったという子も少なくないようであった。
一方でこれがネックでドロップアウトする生徒もいるから難しい問題だ。
結局フィリピンの話になってしまったが、言語の習得に関しては、これが100%正解というものはないと思うため、
相手の習熟度はもちろん、日本に来ることとなった理由や相手国の文化なども把握して、その状況に合わせた支援のできるボランティアを目指したい。
今日はボランティア講座の第2回を受講する。
また何か共有することがあれば更新を続けよう。