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精神科クリニックとハロワの方々

今日は年度末。
いろいろな別れの日でもあります。

これはうちのライちゃん。たぶん6歳くらい?と言われています

娘は、新しい会社に入って丸2ヶ月になりました。

5年前、それまで思い描いていた希望に沿って就活したのち、首都圏でしばらく働きましたが、いろいろあって精神と身体を全面的に壊し、地元に戻って1度就職そして退職。
2年のブランクを挟んで就職した会社です。

今に至るまで、あのこはいろいろな方のお世話になりました。

精神科の先生たち

5年前に初めて自分で行った首都圏の精神科クリニックの先生。
当初の診断「適応障害」を示したひとです。
こっちに戻ってきてから手続きのために初診日を確定する際、代わりの連絡を全部受け持っていた私に、何年も前のことを丁寧に遡り、やさしい対応をしてくれた。

こちらでかかった精神科クリニックの最初の先生。
若い女性の先生でした。
お姉さんのように、ヨワヨワなあのこにやさしい言葉をかけてくれました。

半年過ぎてもなかなか良くならないことに焦れた本人が「薬に頼らず、就職してみる」と言ったとき、心配と驚きが混ざった表情をされていた。
焦れて就職したため、当然ムリで。
再び悪化してクリニックに連絡したときは、退職された後でした。心配させたな。元気にしてるかな。

その次の先生。
今も診ていただいていますが、常々「働かなくっていいよ」「やりたいことやってたらいいんです」、何か報告すれば「そんなことしたの!すご~いねえ!」と、ゆる~い言葉をかけてくれる良い先生です。

いつだか忘れましたが、状態が悪化してパニック状態で泣きじゃくるあのこに、

死にたいですか~?
バンドマンになりたいですか~?
(なんか一時期バンドマンになると云ってたときがあった)

と、普段とまったく同じ調子で顔を覗き込んで話しかけたときは、わたしも泣きながら、ちょっと笑っちゃったのを思い出します。なんだ、その二択。

先生には本当に恵まれてきました。
というか、そういう病院を選べてよかった。
そういえば1度、病院変えました、変えて本当によかったです。

ハロワの担当者

ハローワークがあれほど親身になってくれるとは、わたし全然知らなかったです。
担当者にもよるのかな。

「今度こそ、だいぶ準備が整ってきた気がする、働きたい」と発言したあのこがとりあえずハロワに相談したところ、障害のある人用の相談窓口があることがわかり、予約したところからはじまりました。

本人、他人と口をきくこと自体が久しぶり過ぎる上手く話せるんだろうかと、不安でいっぱい。

それが、その方は、あのこのまとまりのない話を長時間、何回にも分けてしっかり引き出して聞いてくれた。
おかげで散逸していたあのこの思考が、だんだんまとまりを帯びてきました。

自分の何がどうだったのか
いつからどうだったのか
原因は会社にあるのか・他人にあるのか・それとも自分か
自分にあるならどこにあるのか
自分はどうしたいのか

この方のおかげであのこは初めて、他の人に自分の思いを話すという経験をしたのではないでしょうか。病院のカウンセリング経験はありましたが、方向性が全然違いました。
※この点はいずれ書きたいと思っています。

舵取りしていただいたおかげで、いくつかの福祉サービスも試すことができました。
ハロワが「横につなぐ」役割も担ってくれること、世の中には知られてるんでしょうか。有難かった。

再就職後、正直なところ順風満帆とはいえません。
わりと2日おきくらいに、うわぁぁみたいになる。

ただし、それはどうやらあのこの性質のせいではないようだ…

ということが判明しはじめた今のタイミングで、久しぶりにあのこがハロワに連絡したところ、その方が今日で、退職されることがわかったそうです。

年度末の今日、たまたま相談の連絡をしなければ、もう一生会話することが出来なかったかもしれない。
これも縁だな。

だからあのこは、後任の方に相談予約を入れたそうです。
それそれ。そうなっていくための相談だよね。たぶんみなさんの助けが、実を結んでいます、揺らぎ、大きいけど。

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