テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか?
現代版ウォールデン森の生活
テクニウム
→自己強化・生成するシステムをもった、あらゆるテクノロジーの総称である。
・ 生物とテクニウムの最も大きな違いは、絶滅の有無にある。地球上から完全に消えさったテクノロジーはほとんど存在しない。
・ テクノロジーの進化を遅らせることはできても、止めることは不可能。
・ テクノロジーのもたらす結果を予防できない。そのことを受けいれ、自律共生できるよう努力していくべきだ。
DNAを使ったコンピュータ
https://www.science.org/doi/10.1126/science.7973651
効率よく備蓄してしまう狩猟者は、成功しても尊敬されない
狩猟採取民は動いて食料を生み出さなければならないので、
余ったものや道具を運ぶことが足を引っ張る。
つまり、必要な時に必要なものを上手に作ったり手に入れたりできることが良い。
潤沢なき富裕
言語は個体間のコミュニケーションを円滑にしただけでなく、長寿命化に伴い祖父母世代が孫世代に知識を伝える「おばあちゃん効果」を発生させた。さらには書き言葉が遺ることで、より大きな世代間でのコミュニケーションをも実現した。「知」が蓄積可能になったのだ。
テクニウムは生命の第七界
生命は「自己生成可能な情報システム」で、共通の生化学的設計図をもつ第六界、
三種類の単細胞生物、菌類、植物、動物があり、
これにテクニウムを加えて生命の第七界という。
テクニウムは、自ら組織化した進歩を拡大し、拡張し、加速し、悠久の時間の中で生命の進化を推進している。
テクニウムの遷移
霊長類のコミュニケーション→言語
口頭による伝承→文字や数字による表記
筆記→印刷
本による知識→科学的方法
職人による生産→大量生産
工業文化→偏在的な世界的なコミュニケーション
エクソトロピー
エントロピーの逆の概念で「秩序の増加」
エネルギーから物質、情報へ
安定した分子、物質、生命、知性、そしてテクニウムへ
長期的に見ると、物質世界から超越的な非物質世界への脱出
テクニウムが情報を圧縮して高度に洗練された構造にし、無限の力へ
ユナボマーの論議
→産業社会とその未来