プロセス・2・沼の夏

自分のための記録のようなものですが

流れ、続き

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6月
頭痛、腹痛、めまい、倦怠感、気鬱
日中も横になって過ごす日々
重い沼にはまって動けない、感じ
悩み過ぎなのもわかってる
救いを求めて講座の音声やヒーリングワーク、
カウンセリングを受ける
でもそれも無料か低価格の範囲まで
がっつり受けたいジレンマ

それでも
数カ月前から予定していた夏至のお参りには
一緒に行ってくれた仲間と出かける
神様の前に、情けない自分を明け渡す

こんな時、自分を偽らず飾らずともに過ごせる仲間がいてくれることが
心底ありがたい
笑い転げたり涙ぐんだり

実家に帰る
ふとした成り行きから、
今まで恐くて言うことができなかったお金の話を両親とする
子どもの頃のように、怒られたり否定されたりするんじゃないかと恐かった
それが、なかった
全てを詳細に話せたわけではないけれど、
少なくともそのことで責められたりはしなかった、
という体験をした
安心感があった、とても、とても、ほっとした
またお金の話をしたからではなく、
ありがたいことに成り行きで援助をもらった
これでロングワーク受けられる！！

突然、長男が東京に行くと言う
ネット高校でe-sports部に入っていて、
大会のブロック決勝がオフラインで東京であるのだと
部活してたことも、そんな大会に出てることも知らなかった
あまり詳しく話してくれないのでネット検索で調べる
大きな大会で、長男の高校は4連覇がかかってる
いつの間にそんなことに！？と刺激受ける

7月
東京に向かう長男を駅まで送り、後ろ姿に涙が出る
3年遅れの高校生、遅咲きの青春
目指してる夢への登竜門でもある
チーム戦、大丈夫か？

本番はYouTubeでライブ視聴、手に汗握る
勝った！！来月、全国大会！！
試合後は今回リアルで初めて会えた全国からのチームメイトと
都内観光してきたらしい
よかった
新しい扉が開けた

帰ってくるなり、１ヶ月後の全国大会に向けて
生活を整えたいと、食事の面でのサポート強化を頼まれる
俄然張り切る
そしてひそかにその界隈の情報探索も
大会のサイトや、過去のデータ、
プロリーグやアカデミーリーグの選手たち
自分のこと以外で夢中になれるものが、できた

そしてこの頃から
サスケ（犬）の夜泣きが始まる…

昨年も同じ時期にあった
最初は明け方、4時や5時
だんだんと3時、2時、1時、12時…
毎晩、毎晩
同じ部屋にいれば収まるので、居間のソファで寝る
寝不足、体調も悪化
原因がわからず、
アニマルコミュニケーターの経験をお持ちの仲間に助けを求める

「おかあさんはおかあさんのやりたいことをやっていいんだよ」
サスケはこう言いたいらしい

わかったよ、ありがとうと伝えても、夜泣きは止まず
細切れ睡眠の毎日
この頃は昼夜問わず、寝てるか台所に立ってるかの日々

8月
神戸メンタルの5日間ロングワークに参加
5日間毎日朝から夕方までみっちりのヒーリングワーク
どうしても、ガツンとテコ入れしたかった
同じ日程で
長男は東京へ、大会直前練習合宿と全国大会
そしておっとは単身赴任先からこの家と実家へ

ヒーリングワークで、毎日毎日これでもかというほど心を揺さぶられる
パートナーシップの改善にだけコミットして、ワークをこなす
初日の昼休憩中に、おっととのやり取りで事件
午後のワークで早速その案件に向き合ったり
ワークで殻を破ったことを、翌日おっとに再現してみたり
やりたくないと、抵抗があることほど、やった、やりまくった

合間に、長男の試合をYouTubeではらはらしながら追う
長男のミスであわやとなった準々決勝、チームメイトのフォローで辛勝
決勝まで進み、いい場面も作れて、
優勝！！！！！
よかったーーーーーーーーおめでとう！！！！！
最終ゲームではMVP
嬉しくて、何度も何度も動画を見た

そしてこの前日、実家の両親がコロナに感染し、
母が深夜に救急搬送されていた
無事を確認し、
まだ死ねないってがんばったのよと、
（長男に）がんばれって言ってあげてと泣く母に
元気になってから自分で言って！
長男も全国優勝するって今日がんばってるから、勝つから、
生き延びておめでとうって自分の口から伝えて！
と、檄を飛ばす

ロングワーク4日目あたりから程よくぶっ壊れてくる
そのタイミングでグループカウンセリングのフォーカスパーソンに当たる
この時はテーマに挙げたのは、パートナーシップではなく、
現状のわたし
なぜ
やりたかったはずのことを辞めて
最愛の、血縁のない家族のような仲間たちから分離して
死なないようにただ生きながらえているのか

「何十年も、欲しくて欲しくて心底望んで、
やっと出会えて手に入れた仲間たちなんですよ！？」

「だから、ですよ」

この意味が、わからない
ただ、嗚咽が止まらなかった

長男は合宿と大会から帰ってきて、これあげる、と
優勝トロフィーをくれた

嬉しかった
嬉しかった
嬉しかった

翌日それをおっとに見せて話すと、
あいつはこんな大事なもん自分で取っておかへんのか、と言う
腹が立ってまくし立てた

「だから、やんか！！！
一番大事なものやから！！！！！
応援してくれてありがとう、って
一番大事な”結果出した証し”をくれるって、
そういうことやんか！！！
なんでそれがわからへんのやボケーーーーーー！！！！！」

息子の思いが理解できないおっとに
腹も立つが内心ほくそ笑んだ
これをくれたのは、とうちゃんにじゃなくて、
かあちゃんに、ってのは、そういうことやからな、と

つづく