病気の一枚 66
2024年11月の私です。
2019年夏、右胸のしこりに激痛がはしり、検査の結果、乳がん、悪性腫瘍と診断されて、11月に右胸全摘とガンが転移していた右脇下のリンパ節切除手術を受けた。そして12月から抗がん剤治療が始まり、翌年2020年5月にやっと抗がん剤治療が終わり、7月にポート抜去手術後、ホルモン療法(タモキシフェン)が始まった。
2020年9月から仕事復帰。ただし、右腕はリンパ節切除の影響で軽いリンパ浮腫を起こしていたが、腕を休ませながら、仕事は本格的に復帰していた。しかし再発治療による副作用のため、現在再び休職している。でも諸事情により、そろそろ動こうかと動きはじめたところ。
2023年1月に再発。右肺の胸膜に遠隔転移判明。診断は『右肺の胸膜播種』。現時点でガンに対する自覚症状はない。べージニオ&フェソロデックスを用いて再発治療中。
最初のがん告知から、5年1ヶ月。
再告知&再発治療が始まって、1年10ヶ月。
相変わらず低空飛行さ
好中球値の話である。
先月ぐらいから、ベージニオが身体に慣れてきたらしく、好中球値が1000以上をキープしている。おかげでベージニオ服用&フェソロデックス注射の治療ができているのだが、今月は1200とボーダーギリギリで推移している。まあ、もともとギリギリの人生だから、いっか。
しかし、がん再発してからのベージニオ服用なので、あとどれくらい飲んだらいいのか、いや、あとどれくらい飲めるのか、やっぱり分からない。
がんの進行を抑えたり症状を和らげて、QOL(生活の質)を保ちながら自分らしい生活を長く続けることが目標なので、自分に合うなら、飲み続けるし、それは毎回主治医の先生と話しているところである。
ベージニオの副作用は、変わらず下痢が続いている。ただ、飲んでいる量が50mgと少ないせいか、下痢の発生頻度も週1ぐらいと低い。トイレに間に合わない下痢も月1ぐらいである。
フェソロデックスは、相変わらず苦手である。これは注射嫌いからきているのだが、注射が終わった後はベッドで数十分休まないと起き上がれない。そして、痛痒さは翌日まで続く。
撮った。
ここ数ヶ月、腕で採血してもらえてる。その前までは、血管が見当たらないと言われ、じゃあ確実なところっていうんで、手の甲で採血してもらっていた。
私の採血できる血管は、この丸の奥の奥にあるらしい。それはガンが発症してからすぐ採血室の看護師さんに教えてもらっていた。でも、いざ採血する時になると、「ちょっとここは厳しいですね…」と言われて、手の甲で採血されてたのだ。
もう何度も手の甲で採血されてたせいか、このごろ腕で採血されても、そこまで痛みを感じなくなっている。慣れた?いや、慣れって怖いよ!?
でも、フェソロデックスは慣れないよ!?
何度注射されても痛いし、うつ伏せになって左右のお尻に1本ずつするのだけど見えないから不安だし、不安だから今回は鏡を持っていって、注射部分を鏡越しに見ながら受けたら、多少の不安は解消されるのだろうか?というのも思いついたが、やめた。
その代わりと言っては何だが、フェソロデックスを打ってもらうときは、冷たいアルコール綿(私はいつもノンアル)を注射部位に当てて冷やしながら打ってもらい、痛さを少しでも和らげるようにしてもらっている。
先生は「お尻をつねってもらったら?」と言われたが、それはあまり痛みが変わらなかった。
あの手この手を駆使して、
フェソロデックスとの闘いは続く。
追伸:病気の一枚は連載モノです。よかった
いちおう今までの分は私の病気マガジンにまとめています。
1から読むと、かなり長くなりますが、興味がある方はどうぞ(^^;)
えっと、13までは病気治療に専念しており、14あたりから徐々に社会復帰して、毎月の定時連絡になり、44から再発治療が始まります。