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マニピュレーションという心理操作があることを知った②

前回の続きです。
ここから読んでくださっている方は前回の記事「マニピュレーションという心理操作があることを知った①」をご覧いただければ幸いです。

前回の通話の後から、私は自信がまったくなくなっていることに気付きました。

あの会話以来まったく何も手につかない…
「あなたは作家になれない」という言葉が頭をよぎり、「私が今調子が出ていないのは私の実力不足だ」「私みたいな実力不足な人間がそもそも仕事させてもらえるんだろうか」「もう漫画描くのを諦めた方がいいんだろうか」などと考えるようになってしまいました。
”諦める”という選択肢なんてなかったはずなのに、そう考え始めたのはあの会話をして以来。
でも「人に言われたせいにしたくない」「あの人は時折私を盛大に賞賛してくれていたじゃないか」と、”こんな気持ちになるのは自分の結果のせいだ”と言い聞かせていました。

以前は例えうまくいかなくとも、ここまでへこみ続けるということはなかったのです。
それが、一切何も手につかなくなり思考が止まってしまった。というより、思考を引き出せなくなってしまって、脳の中の引き出しに鍵がかけられてしまったような感覚。
どうしてしまったんだろうと、私自身戸惑いました。

そんなとき、別の同業の方とお話する機会がありました。
その方と話していると率直に勉強になるし、経験や実績がたくさんある方にも関わらずとてもリスペクトしながら喋ってくださる。
相手を下げる発言などは一切無しに(これが普通だとは思いますが)高め合える時間でした。心地よく会話を終わらせることができました。
そしてその後、「私は大丈夫だ、今まで積み重ねてきたものがあるじゃないか、こうして励み合える方だっている。またチャレンジすればいい」と思えてきました。

前向きな気持ちに戻ってきて、心が軽くなりました。
そして仕事に手をつけようとしたときです。
「あなたは作家にはなれないよ」

また思い出されるあの言葉。どんなに振り切ろうとしても、ケリをつけようとしても手が震えるくらい苦しくて辛い感覚になる。

そこに紐づいたのは、私のトラウマを突かれたところです。
「トラウマと向き合えないと作家にはなれない」

これは確かにそういうものです。
あの方は正しいアドバイスをしたんだと思います。

(トラウマという言葉は行き過ぎていて、自分の内面という解釈だと私は思っていますがここについては技術的な面のお話なのであまり深堀しないことにします。)

あの人は過去にも私が簡単に触れてほしくない部分について度々聞きたがっていたように思います。
しかしだからと安易に話せる内容ではありません。それが「向き合っていない」と捉えられたのかもしれませんが、その判断も安易で決めつけです。
なぜ相手が話さないのか、話せないのかまで想像していない。
慎重でデリケートな部分です。
誰かが突けば、精神崩壊しかねないことなんです。
だから「トラウマ」というんです。

トラウマを引き合いに出してこき下ろすような発言が許せず、思い出しては怒りがこみ上げ、自分のせいにすることに必死になる毎日。


もう、自分の感情がわからない状態です。
心が限界でした。

次回に続きます。

(トラウマについては、また後程記事にしようかと思っています)
長文乱筆ですが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

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