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マニピュレーションという心理操作があることを知った①

「いい人を演じながら自分の価値観を上げて気持ち良くなるために他人を利用する」
これを心理学術的に”マニピュレーション”というそうです。
(私は心理学者ではないので、詳しく知りたい方は調べてくださいね。)
私は子供のころから友達付き合いが苦手ででした。なぜ苦手なのか突き詰めていった先に、このマニュピレーションという行為にあっていることが私を苦しめている。そんな人が近寄りやすい性格だと自覚したのです。
そして今回、心まで壊れた経験を気持ちの整理の為に残しておこうと思います。
この記事を読むうえでお願いしたいのは、決してその人に怒ったり、つきとめて攻撃しようとしないでください。
よろしくお願いいたします。


「あなたが今うまくいっていないのは、自分でそう持って行ってる気がするよ。少なくとも、自分にはそう聞こえる」


占い師みたいなこの言葉。
人を信じやすい人はご用心。いえ、人を疑うのは悪い事だと思っている人、全般に言えることなのですが。

仕事の案件で全力を出し切ったのに、立て続けにうまくいかずに少しバーンアウト気味だった時、仲良くしていた同業の方にこんなことを言われました。
私はまだデビューはしていない身ですが、ここではあえて同業と主張しておきます。

その以前の会話では私の発言はごくわずかでした。近況を聞かれたので、
「ちょっと今回もダメでした。うまくいかないもんですね。頑張ったんですけどね」
と、この後は雑談に入っていくだろうと思った私はそう告げました。少なくとも私の発言の意図はそれだけ。
私ならその後は労いの言葉をかけつつ、いったんはフィードバックなどせず和やかな話だけにとどめておこうと思うんです。
しかし、その後に続いた会話は
「あなたが今うまくいっていないのは、自分でそう持って行ってる気がする。(←デビューできない方向に持って行ってるという意味)少なくとも、自分にはそう聞こえる」
でした。

内心私は(ん?なんでそう聞こえるの?)と思いながら、
「え、そうなんですかね…?」
会話の脈絡がわからずそう切り返すと、その後は立て続けにアドバイスと称したダメだしのオンパレード。言っておきますがフィードバックでも何でもないです。ダメ出しです。会話を始めた途端の猛烈なダメ出し。

極めつけは「あなたは作家にはなれないよ」
「本当になりたいと思っているの?」などと責め入る言葉も。
そこに一瞬の揺らぎも持っていなかったはずの自分の信念が揺らがされていきます。

私は作家になれると思っているし、その準備を進めている段階にあります。
そこに躓きがあろうが、そういう信念で動いています。覚悟しています。
なのに「覚悟できていないと思う、そう聞こえる」などとまったく自分の意図していない気持ちがそこにあるはずと言ってくるんです。

全てその言葉を飲むわけにはいかない、相手が感じたことが私の思っていることに擦りかえられていく。どんどん相手の言葉が事実にされていく。
私の思考ではないのに。
そこで私が相手の言葉に反論しました。すると返ってきた言葉は
「プライド高いね」
でした。

(ーえ?プライド?)
私は思わず何も言葉が出なくなりました。

おかしいですね。直前の会話では私にアドバイスしていたつもりで、散々けなしていました。けなされたら守ります。それは自分の大事な部分ですから。
それをプライドが高いと言われた。”けなす”という行為を自分がしていたことを棚にあげて。
自分の思っていることが違うと、正しくないからと相手から反論されると”プライドが高い?”言葉の違和感が私の頭の中を張り巡らしました。

反論にプライド高いと感じるのは、「あなたは私より下なはずなのに、反論するな」という意識が深層心理にあるからだと思います。
そして「プライドが高い」ことを悪く使う風潮がありますが、プライドは皆誰しも持っているもの。持っていてダメなんてことは無く、少なくともこの場では、示さないといけない。
でも「プライドが高い」という言葉で抑圧された。「高い」と誇張されて。

その後攻撃(もう、攻撃ですよねここまできたら)が続いた後、私が触れてほしくないトラウマについて突いてきます。
「トラウマに向き合ってないよね?作家になりたいなら向き合えてないのはダメ、それが何なのか知らんけどw」
(ここはわかりにくいですが、業界の中の技術的なお話です)
少し、小馬鹿にしたような言い方です。
人の突いてほしくない部分に触れて馬鹿にするのはアウトだと感じました。
そこで私は「トラウマの話、しましょうか?」と告げました。
本意ではなかったです。
しかし相手は間髪いれずそれを断ってきました。

突いておいて、バカにして、心を踏みにじって言葉に責任を持たず突き放す。ここで確定的な違和感です。

しばらく我慢して、相手が言いつくしました。
すると決め台詞に「もっと頑張れば~?」と言ってきます。
頑張りつくしてダメだった直後に何を頑張れと?
ここで私は怒りの感情が一気に湧いてきます。
しばらく黙った後、静かに反論しました。
「頑張ってます、頑張ってる人に頑張れは、違くないですか?」と。

相手は静かに「違うか…」と言いました。認めたかどうかはわかりません。

もう私の心はズタボロです。涙が出てきました。
わざと煽るような、矢をずっとあびせてくるような一方的な言葉に心の糸が切れたような感覚でした。

この会話を交わして以来、私はどんどん自分の気持ちが壊れていきました。
続きは次回更新します。

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