隠退までの道程 17/237 蟻の兵隊
金曜日になり、ようやく長い盆休み後のつらい業務も最終日となる。やっと少し余裕が出て昼休みに書けるようになった。昼休みだから良いと思う。昨日のnoteで初のスキが付いた。嬉しいものだな。気をよくして歴史ネタを少し、下記、2024.8.22付けの新潟日報の日報抄からの引用でドキュメンタリー映画「蟻の兵隊」についての言説。
映画の終盤、靖国神社での集いでスピーチした元軍人の男性に対し、奥村さんが「侵略戦争の美化ですか」と問いかける場面がある。男性は戦争の目的は自存自衛だと明記する「開戦の詔書」を読み直せと感情をあらわにする。映画館で上映後に作品解説した監督の池谷薫さん(65)は、このシーンが持つ「痛み」について語った。「あの戦争が侵略だったのか自衛の戦いだったのか、日本は何の決着も付けずに今に至っている。その事実を突きつけられる痛みなんです」太平洋戦争とは何だったのか、戦後79年を経ても見解が定まっているとは言えない。
「蟻の兵隊」を見たことがないが、戦後79年もたっているのに国として何の決着も付けていないってどうなのよ、って気はする。これがいかにも日本的なのか諸外国はどうなのか全く知見はない。政権が変わるごとに政府見解が変わるんだろうが、政権が変わっても国家民族としての認識はある程度は共通認識であるべきだろう。小・中・高あたりでもっと戦争について学ぶべきだと思う。
56歳になったわたしがやっと戦争について考えているんだから。