幸せな結末-台湾BLドラマ「HIStory4 隣のきみに恋して」EP10個人的感想-
「髪をほどいた~君の仕草が~♪」と歌いたくなるぐらい、これ以上ないハッピーエンドでした!みんなHIStory3那一天のことでナーバスになってたけど、2作続けては絶対ない!という読みが当たって安心しました。
最終回のサブタイトルは「いかなる時も共に」。同性婚が合法である台湾だからできた、素敵なクライマックスでした。
※ネタバレありまくりの個人的感想ブログですので、まだの方は見たらまた読みに来てください!HIStory3那一天のネタバレも含まれます。
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案外あっさり解決する副社長問題
そう、これはBLドラマ。いや、BLドラマ関係なく、台湾BLは比較的短いのが多いからか、問題が起こってもウダウダ揉め続けることなくあっさり解決するのが好き。細かい描写が端折られ過ぎてる気はするけど、すれ違い続けたりすると見てる方も疲弊していきますからね…。
副社長を呼び出してムーレンがやったことは、泥酔させたところに女性を呼び出して副社長が何かしたってことにするというもの。警察を呼んで犯罪者にしちゃうってこと?その辺良く分からなかった。ヨンジエもこっそりバーテンとして潜入してたりして、1日のために雇ってくれるお店もすごいなぁとか冷静に見ちゃったりなんかして。
出典:HIStory Global Official FaceBook
悪巧みヨンジエがリーチェンに連絡して、その誤解からの独占欲発生からのベッドシーン来ました!いつもあのいけ好かない副社長がリーチェンの嫉妬の起爆剤みたいになってません?
とうとうあの問題に決着が!
序盤からずーっと争い(?)続けてきている受け攻め問題。リーチェンの強烈な独占欲から、その勢いで最後の一線を超える2人。ここまで来たら頭で考えるとか関係なく、その時の流れ、その時の雰囲気でどちらがトップに来るかというのが決まりそう。
すごくセクシーなベッドシーンでしたね!ムーレンが自分からローションを手渡すという本気のリアルさ。そこまで描くかHIStory!HIStoryシリーズ…というかHIStory3から特にベッドシーンがキレイにセクシーに描かれているので期待していましたが、今回もその期待を裏切られることのないとても素敵なシーンになっていました。リーチェンの嫉妬が良かったですね…。(嫉妬大好物なのでw)
出典:HIStory Global Official FaceBook
最終回なのでさすがに認めざるを得まい…リーチェンにときめいたぁ!!(笑)いざという時に本当にかっこいいんだよな。いつも「アホやん(大爆笑)」なのにズルいぜリーチェン…。
次の日のリンゴ口移しも、なんですかあれは!すごいナチュラルにやってるから見逃したわ!でもそこからムーレンの傷を気にするという、いい雰囲気を持続できないリーチェンはやっぱり最後までリーチェンでした。もうこのままでいて欲しい。
隠れていちゃつく2人
母親から「家でいちゃつくの禁止」と言われてどうも欲求不満っぽい2人。つき合い出した後のシンスーは毎回積極的です。家でキスができなかったからって、こっそりヨンジエの大学に行って図書館でキスするんかい!
出典:HIStory Global Official FaceBook
隠れていると言ってもこんなところだったら絶対誰かに見られる。付き合いたての2人には全く周りが見えないんだろなぁ…。家でできないから大学か、なるほど。
そして極めつけが家でできないからって会社かい!会社ね…なるほど。
出典:HIStory Global Official FaceBook
この2人のベッドシーンはEP3のあれで終わりかと思ってたのに、またあったのは嬉しかったです。やっぱりシンスー積極的でラスボス感満載。ヨンジエは一生こうやってシンスーに翻弄されながら生きて欲しいわぁ。
出典:HIStory Global Official FaceBook
認め合えた家族の団らん
自分が男性を好きだということで、ずっと実家と疎遠になっていたシンスー。ゲイだということも、そして愛する人が義理の弟だということも全て打ち明けたうえで、自分の家族とまた一緒に食卓を囲める幸せ。ヨンジエにはずっとハラハラさせられてきたけど、最終話でこんなほっこりとしたシーンが見れて本当に良かった。
ご飯をヨンジエが作り、手伝うのがお父さんというのが素敵!お父さんが「お前たちのために」と言って乾杯したのも、すべてがいい方向におさまって良かった…と嬉しくなりました。
途中で「塩どこ?」って言い出したときにドキッとしたけど、そんな前作の小ネタを入れてくる脚本家さんの遊び心に拍手。このドラマはHIStory3那一天を見てからの方が何倍も楽しめますね!
歌のプレゼント
EP8でムーレンに「唯一無二のものが欲しい」と言われていたリーチェン。私の頭の中には「リーチェン自身が欲しいってこと!?」とちょっとエロな頭しかなくってすみません…。確かにムーレンのために作った曲は唯一無二のものだね。
↓リーチェン役の中の人、善存くんが実際に作ったみたい!すごい。MVがあったので貼っておきます。
このシーンの撮影裏話:ムーレン役の立安くんには内緒でこの歌をプレゼント。ムーレンが初めて曲を聴いたそのリアルな反応を撮りたくて、こっそり監督とリーチェン役の善存くんとで打ち合わせを進めてたそう。それであのムーレンの涙…からのキス。このキスも台本にはなく、その時に「キスしたい」という自然な気持ちからキスしたんだそうな。でも軽いキスじゃなかったじゃん!この2人の役への入り込み方って本当にすごい…。
結婚式で幸せを締めくくる!
まさかHIStory3那一天のボーシャン×ジーガンカップルが結婚式をするところを見れるとは思わなかったじゃん!結婚式に那一天のハオティン軍団が来るとは思わなかったじゃん!HIStoryシリーズのこのつながり最高か…。
出典:HIStory Global Official FaceBook
このドラマの主役ではない2人にこれだけセリフがあって、しっかり誓いの言葉を聞かせてくれたことに感動!誓いの言葉だけで走馬灯のように那一天の2人のことが思い出された上で見たジーガンさんの涙も、指輪の交換も本当に素敵でしたぁ!!!文章にするの難しいですが、これって本当にすごいことだと思いませんか?さらっと式場から出てきてフラワーシャワーする2人を映して終わり…とかじゃないんですよ!ちゃんと誓いの言葉を言って、指輪の交換までしている2人。那一天の終わり方は悲しかったけど、ここでちょっと報われた気分になりましたね。
期待していたハオティンは来ていませんでしたが、ハオティン軍団とボーシャンとの会話にはちゃんと出てきました。ここでボーシャンが「写真送ってやろう」って言ってたのは台湾華語だと「他們(彼らに)」って言っていたみたいです。これをどう捉えるか、解釈も人それぞれで面白い。シーグゥが生きている別の世界線?もしくはハオティン軍団の心の中ではシーグゥは生きているから、自然と「彼ら」という言葉が出たのか…。そんな余白を残しながら公式さんからこの写真が来て大興奮!↓
出典:HIStory Global Official FaceBook
撮影にハオティンとシーグゥ来てたぁ!!!
なんかそれだけでも大満足なんですが…。本当にありがとう、HIStoryシリーズ(涙)脚本家さんが同じというつながり、そして友達だったメイファンつながりがあったとしても、またみんなが集まっている姿を見れた(しかもボーシャンとジーガンは結婚式のタキシード姿!)っていうだけでありがたいです。
色々突っ込み集
①ヨンジエの口から3P問題
それで女の子2人呼ぶって話ね。ヨンジエは最後まで爆弾でしたw
②仕返しがそもそもヨクワカラナイ問題
ヨンジエが鍵持って帰っちゃったし、リーチェンがムーレン連れて帰っちゃったし、結局ムーレンの仕返しは未遂だったのかしら。リーチェンが見つけた証拠だけで元副社長に一泡吹かせてやれたのかしら。
③もうちょっと別の場所…問題
本文の方でも突っ込んじゃったけど、ヨンジエとシンスーは家がダメでも図書館と会社って!(ずっと言い続けちゃう…w)
④ワンさんとメイファン楽しそう問題
近くに推しカプが2組もできるという腐女子としては最高の環境にいる2人。そこに混ざって一緒に「うぃい~~!」ってやりたい(笑)
⑤自虐ネタ問題
ドラマの推しカプの片割れが死んだとか、塩がないとか、那一天で炎上したネタをぶっこんでくる面白さよ…。
⑥ニヤニヤシンスー問題
最初の方常につらそうだったから、幸せそうなシンスーが見れただけでも大満足だよ…(感涙)
出典:HIStory Global Official FaceBook
この2人と同じ気持ち!いつかまた別のHIStoryでヨンジエとシンスーの結婚式が見れるといいな。もちろんリーチェンとムーレンも大歓迎!
⑦高い買い物は相談しろ!問題
億ションを内緒で購入とかあり得ないから!ムーレン怒っても当然です。最後に許しちゃうのムーレンも甘すぎる!一緒に住む家勝手に買うとかさぁ…ブツブツ。
全話視聴後感想「楽しい2か月をありがとう!」
色々ネガティブな意見も言われている中で始まったこのドラマ。私も設定だけ聞いて「ん?」と思っていましたが、1話を見たらすごく面白い!見るのを渋っている方たちに向けてブログを書く気になっていたら、ちょっと引っかかるシーンが出てきたりして積極的におススメできず…。そんな中でも最後に向けて見る人も増え、ハマる人も増え、どんどんHIStory4の輪が広がって行って、最終回はみんな盛り上がって見れたので楽しかった!
カミングアウトや家族の問題などちょっと重めのテーマも扱っていましたが、リーチェンムーレンパートのコミカルさとシリアスな部分が上手く配分されていて、軽くなり過ぎず重くなり過ぎず、いい塩梅で見続けることができました。那一天は終わり方が悪かったから色々言われたけど、この脚本家さんは終わりに行くにつれて本領発揮しますね。近距離愛上你も那一天も、主役の2人には最初「大丈夫か?」という気分になって感情移入できないところも一緒!(笑)終わりに向かうにつれて魅力的に描かれていきます。
HIStory3那一天とのクロスオーバーという遊び心でも楽しませてもらいました。これからのHIStoryシリーズも、こうやって昔のメンバーが絡んでくるかも!?という楽しみが。これからもチェックしていきたいと思います。
そして2か月間私たちに楽しみをくれた制作陣の皆様、俳優の皆様、ありがとうございました!大爆笑して切なくてほろりと来て考えさせれて…いいドラマでした。またこのメンバーにどこかで会えることを祈って。
出典:HIStory Global Official FaceBook
※トップ画像はHIStory Global Official FaceBookより引用させていただきました。