その想いは恋か否か-台湾BLドラマ「HIStory4 隣のきみに恋して」見どころ&個人的感想-
「台湾BLドラマといえばHIStoryシリーズ」というぐらい知名度も人気もあるシリーズの最新作が現在配信中!私も楽しみにして視聴開始しましたが、「面白い、しかしこれは見る人を選ぶかもしれない、、、」と思ったのでブログを書くことにしました。(私は「ん?」と思う所はあるけど楽しく見ています)視聴を迷っている方の判断材料にしていただければと思います。
※見どころとあらすじを書いていきます。ストーリーには触れていきますので、まっさらで見たい方は自衛をお願いします。途中からお知らせした上でネタバレ入れていきます。
↓↓RakutenTVさんが”呈仁CP”と”永幸CP”それぞれの予告編を出しています。
視聴方法
【視聴可能媒体】RakutenTVとビデオマーケットにて2021年3月14日(日)22時より毎週1話ずつ配信中。2021年4月15日現在EP5まで配信しています。
【配信話数】:全10話(1話45分~50分程度)
【価格(税込)】
レンタル7日間:440円/各話
購入:660円/各話
購入全話パック(全10話):5,280円
世界同時配信で日本語字幕付きが見られます。ありがたい…。
あらすじ&クセの強い登場人物
※登場人物紹介にはEP5まで見た私の主観が入っているので、物語が進むと変わってくるかもしれません。
シャオ・リーチェン(蕭立呈)はオフィスで見覚えのある姿を偶然見かける。名前はリウ・メイファン(劉美芳)、シャオ・リーチェンの初恋の人だった。それまでの面白みのない会社員生活が、彼女が現れたことにより、活気のあるものになった。もう一度彼女に告白しようと決心したシャオ・リーチェンは、周りの同僚たちにも助けを求め、協力してもらうことに。そして彼女のある秘密を発見する。なんと彼女はBLを好む「腐女子」だったのだ!そんな彼女の気を引くために、男が好きなふりをすることに。”フリ”だけのつもりが、ある出来事をきっかけに本気の恋に…。(RakutenTVより引用し一部追記)
シャオ・リーチェン(蕭立呈)
お調子者で明るいムードメーカー。意外と情に厚く、友人を大切にする一面も。思い立ったら即行動!自分の気持ちは隠しておけない!猪突猛進型。いつもふざけている分、時たま見せる真面目な顔に危うくときめきそうになるが、私の勘違いだと思いたい。
出典:history_official_tw Instagram
トン・ムーレン(藤沐仁)
愛称は”トントン”(ただしリーチェンだけ)。クールで几帳面だか、意外な特技で微妙な変化に気づく警戒心の強い男。その美しい見た目から会社では”孤高の王子”と言われている。なぜかリーチェンのバカげた頼みを断らない。
出典:history_official_tw Instagram
フー・ヨンジエ(傅永傑)
医学生。母親がシンスーの父親と再婚したため、シンスーとは義理の兄弟。義理の兄であるシンスーのことを愛する余り、狂気じみた行動に出る。
出典:history_official_tw Instagram
イエ・シンスー(葉幸司)
同じ会社で働くリーチェン、ムーレンと3人でルームシェアをしている。ヨンジエの義理の兄でもある。友人3人の中では一番の常識人。中学生の頃にゲイだと自覚したが、誰にもカミングアウトできないでいる。いつかすべてを受け入れて寄り添ってくれるパートナーと出会い、父親に打ち明けたいと思っている。
出典:history_official_tw Instagram
リウ・メイファン(劉美芳)
リーチェンの初恋の相手で腐女子。腐女子ゆえかリーチェンとムーレンの距離の近さに友情以上のものを感じている。
出典:history_official_tw Instagram
~隣のきみに恋して~いるストーリー
日本語のサブタイトルの通り、どちらのカップルもとても近しい人と恋に落ちる展開になっています。
リーチェンとムーレンは同じブライダル会社の営業1課と2課で働いており、ルームシェアまでしています。そんな友人がなぜ、どんな風に恋愛に発展してくのか、今後の一番の見どころはこれでしょう。このカップルは展開の仕方も面白いのでかなり期待しています!
初恋の相手がBL好きだったためムーレンに疑似恋愛を頼み、それが恋愛に発展していく…。正直設定だけ聞いたら「大丈夫か!?」と心配していましたが、いざ蓋を開けてみるとこの2人ならまぁあるかもな…という変な説得力があるキャラ。細かいことは是非見て確認してみてください。
出典:HIStory4 JP Official Twitter
一方の”義兄弟カップル”であるシンスーとヨンジエ。ここも兄弟なのでかなり近しい関係です。親の再婚で兄弟になった2人。父親が亡くなってから母親が懸命に働いていたため寂しい幼少期を過ごした弟が、義理の兄になったシンスーを慕いそれが愛情に変わっていきます。兄であるシンスーは優しすぎるせいでヨンジエを拒んでいないのか?とも思えるので、まだヨンジエに気持ちがあるのかは分かりませんね。ここは結ばれるのかどうなのか?というところからして注目です。
出典:HIStory4 JP Official Twitter
舞台であるブライダル会社が華やか、登場人物の衣装も毎回必見です。特にムーレンの服装が個性的かつおしゃれなのでそこもチェックしてみてください。
リーチェンを愛でたい
EP1を見たときは「このキャラ受け入れることができるだろうか…」と心配していたお調子者リーチェン。思い込みが激しいうえに人の迷惑を顧みず、人の意見も聞かない…。
それがなんということでしょう!EP5まで見るとそのアホさ加減を愛さずにはいられなくなってくる、不思議な魅力のあるキャラ。EP5は友達と同時再生実況してましたが、ずーっと「アホやん(大爆笑)」が止まらなかった(笑)。
そんなお調子者が急に真面目な顔をして口説いたり、友達が困っている時には真剣に手を差し伸べる一面を見ると、あら不思議。うっかり胸キュンしてしまっています…。
出典:HIStory4 JP Official Twitter
今後ムーレンと恋愛に発展していったら、真っ直ぐなだけあって愛の表現もストレートそう。「アホや(大爆笑)」してるときに突然のイケメンをぶっ込んで来ないで!萌えが倍増するから!(お待ちしてます)
友情関係が熱い
シンスー、ムーレン、リーチェンの友情がとても良い。基本はシンスーが聞き役であることが多いけど、重い悩みを抱えているシンスーにはムーレンが寄り添ってあげているのが見ていて微笑ましい。
出典:HIStory4 JP Official Twitter
リーチェンとムーレンはお互いが恋愛をする相手ということもあり、両方の悩みをシンスーが優しく聞いてあげています。過度なアドバイスをせずただ聞いてあげる…。シンスーの優しさがこういうところにも表れていて、とても良きです。(だからこそ、シンスーの相手はヨンジエで幸せになれる!?とか思ったりもするけど)
音楽がオシャレで耳触りがいい
オープニングの曲と映像が特に好きです。↓オープニング映像が公式YouTubeにあったのでぜひ見てみてください。
他にも挿入歌が好きで毎日聴いています。最初に見たのがこのオープニングだったから、予告編出た時はあまりのコメディっぷりに驚いたよね…。
↑こちらの曲も好き。曲が全部おしゃれなんだよなぁ…。映像と曲たちがバッチリ合っている気がします!
但し書きが必要かもしれない ※ネタバレあります
ずっと布教ブログを書きたかったけど躊躇していた理由…それはストーリーの展開の仕方がハラハラするから!絶対にこの流れが地雷な方はいると思うので、「すごく面白いから見て!」と大きな声で言うのがはばかられておりました。もしこの展開を知っても大丈夫だと思う方はぜひ見て欲しい。キャラが魅力的であり、呈仁カップルは面白いし先が気になります。
NG展開第1位:泥酔させて襲う
まさか令和の時代にこれを見ることになるとは…。すごくセクシーなシーンに仕上がっていて、俳優さん2人も体当たりで演技していたのは賞賛に値するとは思いますが…。そして後々にムーレンが「あいつのしたことは許されることじゃない」と釘を刺してくれるので多少は救われますが…。なぜ弟がこういう行動に出たのか?それがまだ明かされていないので何とも言えないけど、どうしてもこの展開必要だった?と思ったりはします…。
出典:history_official_tw Instagram
NG展開第2位:媚薬を飲ませて襲う
媚薬って!媚薬?そんな展開私は初めて見ましたけども…。あんなに体熱くなるんですか?えぇ?2人の関係が進展する大事なシーンにつながるのはわかりますが、ここも襲われてるところを助けるという展開以外はなかったのかな…とか思ってしまいます。お互い意識をさせるには手っ取り早い展開だったのかな、とも思うし、後のホテルのシーンは最高に良かったけど。。。これもきっとダメな人いそうだなぁ。
出典:HIStory4 JP Official Twitter
↑このセクハラ副社長さんの演技が上手くて、本当にムカついたのよ!
NG展開第3位:義弟のやっていることがヤバすぎる
ストーカー、住居侵入、兄に近づく奴を殴る…全部犯罪ですからぁ!義兄弟の展開の仕方にハラハラが止まらない。これ以上のヤバいの来たら、もはや救いようがないけど大丈夫かしら…。ハラハラハラハラ…
出典:history_official_tw Instagram
私個人の意見として、そのシーンが有りなのか無しなのかの判断は、最終的にどう落としどころをつけるか次第だと思っています。キレイごとだけでは済まされないのが現実社会であって、こういうこともままあることなのかもしれない。きちんとダメなこととして描かれていたり、なぁなぁで過ぎていかないのであれば、ドラマとしての問題提起と受け取れます。
ただドラマは綺麗な世界であって欲しい、キレイなまま完結する世界であって欲しいと思っている人は見ない方がいいかと。”過ぎ去っていくドラマの展開のひとつ”だと思えない場合やトラウマを呼び起こしてしまう…とかの方は視聴に気を付けた方がいいと思います。
※ここから細かいネタバレ入れていきます
↓↓↓
突っ込み集を変形させたい
いつもと少し違う形で突っ込み集を書きたい。コメディ要素も強いドラマですが、緩急の付け方が上手いですよね。EPによってコメディ濃度が違います。
【ヤバいリーチェン集】
①初恋の子がBL好きだから男性を好きなフリをする
どうして思考がそっちに行っちゃうの?(笑)まんまと仲良しにはなれてたけど…。
出典:HIStory4 JP Official Twitter
②”BLのふり”でしてることがヤバい
キス、体を触る、壁ドンなどなど…。これを「仕方ない」と受け入れているムーレンもちょっとどうかと思うぞ。
出典:HIStory4 JP Official Twitter
③ムーレンの夢を見てるときに抱きしめてるコーン
いや、普通にめっちゃ可愛いけどもww密林さんで購入可能だそうですので、気になった人はぜひ。リーチェンと同じようにコーンを抱きしめて推しの夢を見ましょう。
出典:history_official_tw Instagram
④ムーレンのことをシンスーに会社で相談
一緒に住んでるんだから家に帰ってどちらかの部屋で話するとかはどう?ムーレンが異変に気づいちゃう?
⑤好きと気づいてるのに女性を紹介
意外と自分で自分の首を絞めている。
⑥好きと気づいて口説くと決めるまでが光の速さ
いや、シンスーの話聞いてる?「下手したら友達ですらいられなくなるぞ」の解決法が「口説き落とす」ってなんでそうなる??思考回路が予想の斜め上過ぎるわ!
出典:history_official_tw Instagram
⑦ムーレンのことを相談する相手が腐女子と闇弟
この2人のアドバイスを実行したとしても、きっとロクな結末を迎えないでしょう…。
⑧自分の体を触らせる
触るのもセクハラだけど触らせるのもセクハラ!男同士でもセクハラはセクハラ!(ほんまムーレン優しい…)
確実にムーレンへの気持ちに気づいてからの方がアホさ加減が増していると思う。義兄弟カップルが重めなので、このリーチェンの軽くて底抜けに明るく常にポジティブなところには救われます。
【闇堕ち弟編】
①ストーカーに住居不法侵入
怖い、シンプルに怖い。
出典:history_official_tw Instagram
②兄といい感じのムーレンの急所を狙う
肝臓狙うな!怖い!
③どれだけの酒量で酔うか把握した上で泥酔させて襲う
日記の一行がさらに怖さに拍車をかける…
④屋上に立ち写メを送る
自分のところに来てもらうためには手段を選ばないところが怖い。
出典:history_official_tw Instagram
今はリーチェンと仲良くなったりして怖いところは落ち着いているけど、EP6の予告を見る限りヤバそうな爆弾落としそうで怖いいぃ。
【番外編】
①BLって何?総攻めって何?
BLが板南線(バンナンライン)って!腐男子か判断するのに総攻めってなに?って聞くって!!!爆笑したわ!そしてシンスーの冷静な「Boys Loveじゃない?」も良かったですよ。
出典:history_official_tw Instagram
②受け攻め論争
ひたすらお互い攻めポジションを譲らない2人。一体いつまでこのネタ引っ張るの?って思ってたら、まさかのムーレンが折れる形で決着。リーチェンが見たムーレンのセクシーな夢のオチが「僕が受けになるよ」だったのにひっくり返ったわ!
出典:history_official_tw Instagram
友人から恋人に、義兄弟から恋人になれる?
自分の気持ちを自覚した押せ押せリーチェンは、一体どうやってムーレンを落とすのでしょうか?ムーレンは(気づいてないだけで)リーチェンのことを好きなのかと思っていましたが、実際のところはどうなんでしょう。軽いリーチェンのことを信じていないのか、自分の気持ちを自覚していないのか。この2人から今後も目が離せません!リーチェンとムーレンの甘いシーン早く見たい、ワクワク。
義兄弟カップルは…これ以上ハラハラさせる展開にならないでくれぇ!と毎回切に願っています。中の人は可愛いし魅力的だから、なんとかいい落としどころに落ち着いて欲しい。逆に結ばれない…という結末でもいいんじゃないのかな…って思ったりしてますが、どうなるでしょうか。
私は日曜日22時から毎週リアタイしてます。良かったら皆さんもご一緒しませんか?
※トップ画像はhistory_official_tw Instagramから引用させていただいてます。