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完全にロックオン-中国ドラマ「山河令」EP3個人的感想&あらすじ-
さぁ、ここから温様の阿絮への執着が加速してまいりました!そして登場人物も増え、話がややこしくなってきた3話です。今見返しても温様のロックオンぶりにニヤニヤしてしまう…。
※ネタバレのみのブログになりますので、まだの方は視聴後読みに来てください!
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阿絮への興味を加速させていく温様
3話は特に温様が完全に阿絮(アシュウ)のことをロックオンしたのが分かって面白いですね!(今回の”今日の温様”はここで完結してしまいそうです)
①変装を見破る
なぜかここで顔を触るときにだけそっぽを向いている。「何もしないよ~僕」みたいなニヤケ顔で触りに行くのが何とも言えない(笑)。四季山荘の変装を見破った温様に、阿絮の方も警戒心を強めるようになっています。
②胡蝶骨で美しさ診断
色んな方の翻訳を見ていると胡蝶骨=肩甲骨と訳されてて、確かにそれだと辻褄が合うんですが、日本のサイトで調べると胡蝶骨って蝶形骨と同意で ”脊椎動物の頭蓋に、軟骨性に発生し、眼の付近から頭蓋底中央までにある骨。通常六個から成り、形が蝶に似ているところからいう”という説明が出るんですよね…。でも中国では肩甲骨のことなのかな?これは私の中の謎でございます。
とりあえず温様は胡蝶骨で美しい人が分かるという特技を持っているらしく(阿湘には疑われてたけど笑)、それで変装をしている阿絮を美しいと信じて疑っていない。だから変装をときたくてたまらない。
③同じ考えを持つもの
世間の人は瑠璃甲を求めて争いを繰り返しているが、阿絮はそれにはまったく興味がない。労せずして利益を得ようなどと愚かだ、結局はみんな戦い命を落としている、それは馬鹿馬鹿しいことだ、というのが阿絮の考え。四季山荘のステップ、変装、そして考え方、すべて好ましく興味深い…。ここで温様はかなり阿絮に心惹かれて、もっと知りたい、近づきたいと思い始めたのでしょう。
④先回り温様
阿絮が行くところ行くところ先に着いて待っている温様。ここは阿絮も「何か俺の知らない追跡の技があるのか?」って疑っていたけど、先回りしてるのか後をつけてるのか…。現代なら「GPS仕込まれてるぞ!」って思うくらいの先回りっぷり。目的地が分かっているから、だいたいの行動は読めるんでしょうけどね。
⑤宿屋丸ごと貸し切り
そこの場所にある唯一の宿を先回りして全館貸し切り!その上一番いい部屋を譲り、追い出されている温様が面白い。服まで用意してあげているのに、めっちゃくちゃ疑われているのがまた面白い。
⑥無理やり乾杯
ご飯を用意し、無理やり杯を合わせる…。厚顔無恥ってこういうことを言うのか!というくらい、阿絮の迷惑顧みてなさ過ぎて面白すぎる。
⑦美しいを連呼
「可愛い人」「美しい人」を連呼し、先回りして鬼を倒したうえで上等なお酒まであげちゃう。もうブロマンス?え?ぶ…ぶろ…?って3話時点でなったんだけども。
「自分のことを知っている人かもしれない」という興味からついて来て、それが「自分好みの美しい人だ」に変わり、「自分と同じ考えを持った人だ」とどんどん阿絮にのめり込んでいく温様が見られた今回。今見てもこの回は本当に面白い。ブロマンスの真骨頂って感じだし、いや、ブロ…まん…す?って感じもするし、とにかくここで胡散臭い温様に完落ちでございます。
増えた登場人物
登場人物が増えて話がややこしくなってくる3話。見返したからこそ分かったこともあります。
・五湖盟大弧山派・沈慎(シェン・シェン)
阿絮が助けているのが鏡湖派の四哥の息子で、この人は五哥になります。阿絮が成嶺(チェンリン)を送り届けようとしているのが、二哥の趙敬のところにです。
成嶺のお父さんはどうやらあまり五湖盟の他の義兄弟たちと交流がなかったようですね。
・五湖盟丹陽派・陸太沖(ルータイチョン)※顔は分からない
この人が三哥のことです。もうすでに殺されており、生き残りの弟子2人と持っていた瑠璃甲を泰山派の傲崍子(アオライズゥー)に託したと言っていました。瑠璃甲を持って逃げているということで、ここの人たちも追われている身です。
↑右端のおじいさんが泰山派の傲崍子です。
・五湖盟盟主・高崇(ガオ・チョン)
五湖盟のリーダーでもある高盟主。20年前に鬼谷と協定を結んでおとなしくしていると言ったのにまた鬼谷が動き出したから、こっちもやったるぞー!と決起集会みたいなのしてましたね。”英雄大会=青崖山の鬼谷を討伐する”と読み取れましたが、瑠璃甲のことも含めて鬼谷をやっつけるぞ、という話になっているようです。
・丐帮長老・黄鶴(ファン・フー)
乞食の格好をした軍団(自動翻訳では乞食ギャングって出ますよね)のリーダーである黄鶴。20年前の出来事も知っており、五湖盟の味方をしてるけど瑠璃甲を狙ってる感じ?助けてやると言いつつ、こっそり成嶺を見つけてどうにかしようとしてる。
・桃紅婆(タオホンポー)と緑柳翁(リューリョーウォン)
桃ばばと緑じじと私は呼んでおります(笑)。初見でこの人たちの立ち位置よく分かりませんでしたが、どうやら五湖盟とは因縁があるらしく…。この2人は五湖盟に恨みを持っていて嫌いっぽいですね。でも20年前のこと、特に鬼谷のことを良く知っているので、乞食軍団の黄長老に呼ばれたようです。
鬼谷を模倣した犯罪が多いから、本当に鬼谷の仕業か?というのを確認するために桃ばばと緑じじを黄長老が呼んだということでしょう。そこで桃ばば達は「鬼谷の吊死鬼の仕業だ」と断定していました。でも吊死鬼は死んでいる…阿湘も「吊死鬼の仕業にしようとするなんて、バカにしてるんですかね?」って言ってたから、どうやら温様達も吊死鬼の仕業じゃないことを知っていそうな雰囲気です。
瑠璃甲を巡って動きだした江湖
江湖(こうこ)とは?:よく中国時代劇に出てくる”江湖”という言葉。私も知らなかったんですが、武俠小説の中において、武術を身につけて結束、団体化した人々が所属する一般社会とは異なる特殊な社会のことを言うそうです。(wikipediaより引用)
鬼谷、晋王、五湖盟、乞食軍団、桃ばば&緑じじなど、瑠璃甲を巡る戦いに続々と参戦してきました!ここから敵味方ごっちゃで分かりづらくなってきますが、後々伏線が回収されると新しい驚きがあるので頑張って見進めましょう!
鬼谷が次々に五湖盟を襲撃しており、五湖盟VS鬼谷の構造ができつつあります。江湖で今広がりつつあるという瑠璃甲を巡る詩で、戦々恐々としてきた、という感じがしますね。
色々突っ込み集
①阿湘に促す温様問題
「次なに?」って聞け!って阿湘に促す温様が可愛かった。
②水を飛ぶ問題
このドラマは本当に良く飛ぶ…。まさか水を脚で蹴って飛ぶとは思わなかった。沈慎(シェン・シェン)が飛んだ時「忍者かい!」って思いっきり突っ込んでしまったわ。
③ずけずけ阿湘問題
マイルドに伝えれずズバズバ痛いところをついてくる阿湘。荒療治だけど、甘ちゃん成嶺にはこたえたよう。めそめそ泣いて衰弱していったって誰も助けてくれないよ、っていうのは正論。そこでちゃんとご飯を食べ始めて自分の置かれた状況と向き合おうとする成嶺は強いと思いました。
④全体的に手つきがエロい問題
阿絮の顔を触ろうとした手、乾杯を無理やりしようとした手、徳利を奪い取る手つき…全部がセクシー。演出から「これはブロマンス!」という心意気が感じられて最高なんですよ!
↑いや、手ぇ握ってるから。
⑤阿絮に無下にされてもへこたれない温様問題
どんな冷たい態度をとられようがずっとにやけてるんだけど…(笑)。いや、本当に面白いドラマだなと改めて思うわけですよ。
旅路の途中
成嶺が瑠璃甲を持って逃げているということを知り、成嶺を狙う人が増えてきました。趙敬の場所まで後どのくらいかかり、阿絮は無事に成嶺を送り届けられるでしょうか。
そして温様はいつ阿絮に受け入れてもらえるのでしょう。受け入れられなくてもずっとつきまとってるけどね(笑)。
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※トップの画像は优酷Youku YouTubeより引用させていただきました。