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このドラマに泣かされる日が来るとは…「The Shipper」EP11個人的考察

※超絶ネタバレでいきます!まだの方はこちらから。↓

あらすじや見どころはこちらの記事どうぞ↓

最終回前はこうなるよね…

そう…タイ沼の先人たちは言ったのだ…最終回前には気を付けろと…。あれほど!あれほど!言ってたじゃない!

…すっかり忘れておりました。こんな悲しい展開を詰め込んでくるとは…。

「”えぇぇぇー!?”が足りな~い!」なんてことを迂闊に言ってしまったら消されてしまいそうなほどの濃い&重めの内容。「Kim is back!!!」って書こうと思ってたのに、早々に裏切られる展開。誰が予想しておりましたか?いや、誰もしてなかったでしょう。

今回はかなり考察しておりますゆえ長いです。よろしかったらお付き合いください。

三者三様の想い

かなり重い決断を下さなくてはいけなくなったPan。9話までの展開とは違って悲しく切ないです。

まさかの「Kim is dead.」いや、まさかですよね!?死んだ?嘘?あの意味深な前話最後のバイクは何???おせーーーてーーーー!

Kimはもう死んでしまっているから、魂ごと自分の体に戻ってそのままPanとして生きていくか、魂をKimに入れたままKimとして生きていくか。

KimにだってPanにだって、大切に想ってくれている仲間も家族もいる。天秤にかけることなんてできない。みんなと触れていきながらPanは重い重い決断をせざるを得なくなってしまったのです…。

【Khetの想い】

Panのことが好きなKhetは、間違いなくPanにPanの体で戻ってきて欲しいでしょう。でも兄が自分のことを気にかけてくれていたことを知り、きっとこのままお別れなんて嫌なはず。一緒にラジコンを直して仲直りしたかった。

子どもの頃に壊したものが直った=兄弟の関係も修復できるという暗示なのか。ラジコンが直ったのにKimはもう戻ってこない。このシーン…はぁ、スクショ貼ってても泣けてくる。

仲は良くなかったけどお互いにちゃんと気にかけてたんだよね。もう関係を修復できないなんて悲しすぎる…。

それでもPanには「自分のことを考えて自分の人生を歩め」って言うんですよね。やっぱりKhetは男前。P'Wayのことまで任せろって言っちゃうなんて…じゃあKhetは誰に救われるの?Panが戻ったら救われるのかな…。

【Sodaの想い】

Sodaもまた、親友のPanを取り戻すべく東奔西走。母親に頼んで最高の医者を探し、費用のことまで気にしないでって言ってのけちゃう。

Panが戻らないことを悟って「行かないで」って言うけど…。Sodaとしては親友に戻って欲しいと思うよね。

【Wayの想い】

WayだけはKimの中にPanがいることをわかっていない。だから今回のことを知る由もないんだけど、代わりにKhetが聞くことになったKimへの深い愛情。

「Kimなしで生きていくビジョンが見えない、たとえ火星に行ったって勉強をいっぱいしてNASAで働くよ。」

はい、涙腺崩壊~~~!ここまで想ってるのか…。こんなに想いあってる2人を間抜けな死の天使ごときが引き裂けないんだからーーーー!!!(すみません、私情があふれ出てしまった…)

【Panの想い】

最初はKhetに諭されて自分の体に戻ろうと思ってたであろうPan。Kimのことを思い返すうちに色々な感情が浮かんできたんでしょう。

最初で最後の家族写真がこんな悲しい笑顔だなんて…涙。本当にKimは親子関係悪かったのかな?って疑ってしまうほど、両親もKimのことを愛しているのが伝わってくる場面でした。ここできっと1度気持ちが揺らいだはず。

KhetがKimを想って流す涙を見てしまって、ますます自分が生き残ることの罪悪感を感じたのではないでしょうか。

そして決定打は義理のお父さん。

こんな場面見ちゃったら、自分がお義父さんの負担になっているって思っちゃうよね。私さえいなければ、お義父さんは自分の人生を生きていける、お金のことも心配しなくていい。お母さんも亡くなってて実の娘でもない。実の両親が生きているKimを目の当たりにしちゃったら、悲しむ親がいるから…って思っちゃったのかなぁ。ここは血のつながりは関係ないと思うよ、Pan。

みんなの想いを全て受け止めて、Kimで人生を生き直す決断をしたPan。どちらかを選ぶことなんてできない、でも選ばなくてはいけない。きっと自分が生き残ることを選んだら、それはそれでPanは一生自分を責めて生きていきそうな自己犠牲の子だから…。

Kimになりきるためにダーツまで練習していたPan。Wayから2人の誓いを聞いたときから練習してたのかな?(どこかで練習してるシーンあった??)

この予告に完全にミスリードされましたよね!!ダーツすぱんすぱん当ててるんだもの…。そりゃ「Kim is back!!!」って思うよね。

「The Shipper」の現すもの

PanがSodaにお別れを伝えるときに言っていた台詞が気になっていて…

「Shipper」である私たちの愛は…自分たちが推す「Ship」である2人の幸せをつくること。”Shipper”の役割を果たすんだから、悲しまないでって。

ここに来てタイトルに意味を持ってきました。結局は腐女子の妄想を現実にする話というよりは、「Shipper」としてどうあるべきか、そんな問いかけをしてきているんではないでしょうか。

私たちも推しカップルの妄想を色々してはいますが…結局は愛を持って「Ship」たちの幸せを願うことが本来の「Shipper」のあるべき姿だと、腐女子たちにも問題提起してきてるのかな。ちゃんと推しの幸せを一番に考えてますか!?って。自分の妄想や理想を形にするために「Ship」たちはいるんじゃないんですよ!って言われてるような気がしちゃって…。本人たちに押し付けることがないようにしなければ…という気づきももたらしてくれました。

Kimの本当の望みとは

航空券見つけた時、しびれませんでしたか!?ここで初めてKimの本心がわかるという…。

#WayKimForever

これ見つけた時「WayKim is realだよーーー!!!」って叫んだ(元)腐女子は私だけではないはず!こんなところにKimの本音が隠れていたとは…。

でも日付から見るに過去の航空券ですよね?2020年2月15日。ここにあるということはKimは渡さなかった?渡せなかった?Wayのことを好きだったけど、WayはPhingphingという彼女がいたわけで…。そのせいで渡せなかったのか、また他の理由があったのか…。

↑ここのPanへの入れ替わり方と打ち明けるタイミングが絶妙…。

PanはKhetに「Kimはこんなこと望んでない!」って言われたので、この航空券がKimの本心だと思いWayに会いに行く。だけど…本当のところの望みってなんなんだろう?Wayと共にこの息苦しい場所から逃げること?ここがKim is backの鍵になるのでしょうか。

蝶の持つ意味

PanがKimとして生きていくことを決めて死の天使を呼んだときに現れた蝶。ここを少し深読み。最初私はこれが”Kimの魂”だと思ったんですよね。でも日本行きにこだわってたことと、蝶があまりにも強調されていたので色々調べてみました。

■日本における「蝶」の縁起:仏教では極楽浄土に魂を運んでくれる神聖な生き物。蝶は、サナギから脱皮して美しい翅(はね)をもつ蝶が飛び立つことから、死後、からだから抜け出した魂を極楽浄土に運んでくれるとして神聖視されていました。輪廻転生の象徴でもあるため、仏具にはよく蝶の装飾が使われています。(「日々是活き生きー暮らし歳時記」より引用)

この記述を見たときは「え!?やっぱりKimは死んで、天国へ向かう象徴として描かれた!?」とドキリとしたんですが、日本に固執せず世界の蝶の描かれ方に目を向けてみました。(だって死んだって思いたくないしぃ~)

■海外における「蝶」の縁起:蝶は海外でも、人間の生と死と復活のシンボルとしてとらえられており、死者の魂が宿るとされています。ギリシャ語で蝶は「psyche(プシュケ)」といいますが、これはギリシャ神話に登場するアモルに愛される美少女の名前が由来です。この名前のもとは「霊魂(プシュケー)」を人格化したもので、魂や不死を意味しています。ギリシャ神話の中で、プシュケは様々な苦難を乗り越えて、ヴィーナスの息子アモルと結婚を認められ、永遠の命を得て女神となります。この物語は彫刻や絵画でもよく取り上げられますが、プシュケはよく、背中に蝶の翅をつけた姿で表されています。(「日々是活き生きー暮らし歳時記」より引用)

Kimが死んだと認めたくないので…こちらの説を推したい!生と死と復活のシンボル。今までのKimの困難を乗り越えて、一度死んだけど復活するという予兆として考えておきます。

日本行きに意味があるのか、それにタイも仏教国だし…どっち?どっちなのー!!!ってなった私の気持ちをお察しください…。

ノアの方舟

皆さん、覚えていますか?そう、EP1のタイトル&最初の授業です。

そして最後にPanが見つけたKimの航空券に書かれていたもの。

”PIGEON AIR"そうです、鳩です。

ノアの方舟のお話は知っていますか?堕落していく人間に怒った神が大洪水を起こして人間を一掃してしまおうとする。でも神を信じ善人であるノアにだけ「方舟をつくりなさい」と言った。ノアは神を信じているので言われた通りに何年もかけて方舟を作った。周りのみんなにも乗るように言ったけど疑った人たちは同乗せず、ノアの家族と家畜のみ乗った。そして大洪水が起こり、方舟にいた人たち以外は死に絶えてしまった。

ノアの方舟の最後に鳩が出てくるんですが、大洪水が収まったことを確認するために放たれるんですね。2度戻ってくるんですが、また確認しに行かせたら戻ってこない。これで平和が訪れたことを知るノア。最後に平和が訪れた証として神が虹をかける…。

ドラマの中の描写はちょっと違って「心の正しい高貴な人間だけが生き残った」ということになっています。

そしてPanちゃんが方舟にWayKimを書いてましたよね。

航空券が”鳩”を意味していることから、2人の飛んで行く先(航空券の行先)は2人の平和な地を意味しているのでしょうか?

みんながKimのことを理解し心から戻ってきて欲しいと思ったとき、奇跡が起きる。心の正しい高貴なものだけがノアの方舟に乗れるから…。

なんて…飛躍し過ぎていますか?でもきっと”蝶””鳩””ノアの方舟”は最終回への重要な足掛かりになると思うんですよね。「鳩が戻らなかったことが平和の象徴」というのは少し気がかりですが…。2人が旅立つ先が平和の象徴だと信じています。

最終回へ向けて最後の超個人的考察

とうとう私の考察も最後となってしまいました…。ちょっと寂しい。

最後はタイドラマの多くにある「何が何でもはっぴーえんどにしてやる!」精神を信じたいと思います!きっとKimは死んでない。だっていい加減じゃん、死の天使(笑)。死んだ者リストの犬の次にKimの名前が載ってたからって、今まで見逃してたとかあり得る!?

↑とりあえず死の天使さん、大丈夫なんでしょうね…。

ノアの方舟を別方向に解釈してみるのも面白いかも。

「バイク=ノアの方舟」であり、最初KimとPanが乗っていたのがノアの方舟であるバイク。それが事故=大洪水に遭う。でも実は助かっていた。だって方舟に乗ってたんだから。そして魂=鳩で、1度死の天使が突き落とした…。鳩は2度戻ってくるんですよ、だからPanが1度自分の体に戻っているのが関係ある…?そして最終的に自分の体に戻ることが平和の象徴…。あれ?急にこの考察浮かんだけどあながち間違えてない??

どんな形であれ、Kimは戻ってくると思いますよ!そしてWayKimは東京に行って、PanとSodaはShipperとして2人の幸せを願う…。PanはKhetの大切さに気付き、なんだか匂わせた感じで終わる…。という予想をしておきたいと思います!

色々突っ込み集

こんなテイストの時でもやらせていただきますよ!

①ラジコンすぐ直るんかい!問題

そんなボンドでぴたっ!で飛ぶなら、もっと早く直しておけば良かったのに…。って思ったの私だけじゃありませんよね!?

②日本いっぱいで嬉しい問題

そーんないっぱいじゃないけど、Kimが東京に来たいって思って日本語勉強しているっていう設定なだけで嬉しい。

自動翻訳で見ているときに、この「う・え・お」の発音練習してるところの字幕が「上尾」になっていた。え?あげお?って思ったの私だけじゃないですよね…。

③音楽の入れ方も編集も最高問題

見て!このKhetのPanが愛おしくてたまらない顔!!!この2人のことを思い出しながらの指パッチンの流れ…最高でした涙。あんなんやられたらみんな泣く。そこからのKim(Pan)の号泣…。ここのシーンは本当に良かったです…。涙腺壊しにきやがるぜ…。

残すは最終回のみ!

後1回で終わり。これ、本当に物語畳めます?(先週も言ってた笑)

次は沼友さんとツイキャスするかZoomするか形は決めてないですが、話しながらのTheShipper最終回後の感想なんかを喧々諤々やりたいなと思っています。(実現できるかはわかりませんが…)そもそもツイキャスやったことないし!(笑)

さぁ、それではみなさん。土曜日の朝にまたTwitterでお会いしましょう!

↓皆さんの気持ちがお通夜みたいだったので…そんな時は楽しいしっぱーさんの踊りでも見て心を静めましょうね。でも今思えばこのMVも最後意味深だよね…。指パッチンKimからPanになって最後もう一度パッチンしたらPanが消える…。

※すべての画像はGMM TVの公式YouTubeから引用させていただいてます。

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