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本当に車が必要なんですって!

 こんばんは、妄想家のなかがわ あこです。
 こんなブログタイトルで申し訳ありません。今日のお題は、

「田舎でも車は贅沢品になるのか」

 というもので書いていこうと思います。

 事あるごとに、『車は贅沢品』『貧困層は車を持つべきではない』といった言葉を聞いてきましたが、一概にそうとは言えない、というのが私の考えです。

 車を持たない生活をするとなると、公共交通機関で第一に挙げられるのはバスになります
 私の住んでいる地元の市運営のバスは、距離(区画)に応じて金額が上がっていく料金システムになります。地元が特定されそうですがあえて書きますが、150円~300円まで50円ずつ上がっていきます。これでも安くなったほうです。前は始点~終点まで乗ると軽く500円を超えていましたので。250円の区画で通勤1か月定期券を購入すると1万円強になります。独り身でかつ、生活圏内が会社との往復のみで済むのであれば、車を持つよりは経済的です。

 しかしこれが家族となると話は別です。
 250円区間で考えると夫婦で単純に2倍になりますし、子供もとなれば、中学生からは大人料金になるので、4人家族だと、軽く計算すると4万円になります。
 そして田舎ならではの問題点として、

「行きたいポイントがバス停から遠すぎる場所が多い」

 ということです。乗り換えしても、どうやってもバス停から遠いところがあるのです。さらに、250円の区画で通勤定期は1万円強とお伝えしましたが、当然乗り換えが必要になる勤務先や学校もあるので、さらに交通費はかさみます。

 そして最終バスが22時台だということ(電車はさらに早く21時半には終電)。それ以降の帰宅はタクシーになります。そして、勤務形態によっては、バスでは通えない勤務先などもあるので、やはり車は必要になります。歩く、という選択肢もありますが、最寄りのバス停から30分以上という場所も本当にあるうえに、そのバスも朝1本、夕方1本しかない場所も実際に存在します。

 さらに子育て中の家族に圧し掛かってくるのは、『部活動の送り迎えはご両親が行ってください』というもの。
 乗合をしてその際に事故にあった場合、トラブルの原因につながるため、出来るだけ保護者が送り迎えをしてくださいというのが主流です。貧困層だからと言って車を持たないでいると、こういった時にとても困るのです。そういう場所って郊外にあったりで、公共機関がなかったりするんですよね。本当に困るんです……。

これが貧困層になるとどうなるのか

 Twitterで私が発言した時ですが、実はこれ、親の貧困は子供のせいではないといった内容のつぶやきからでした。
 その流れから「車を持つべきではない」という話が出たのですが、私はこれに反論したいと思います。
 たしかに、車はいろいろな経費が掛かります。それでも一度車を手放すと、そういった家庭ほど次に車を買えなくなる可能性が大きいということです。持っているのであれば、大切に乗って、仕事を探すなり、した方がいいのです。
 バスや電車の動いている時間やその沿線で仕事を探せばいい、とおっしゃるかもしれません。前職にやっていた就職支援で、車を持っていない人の就職先を探したりしているのですが、まー限られる限られる! 本当に職探しが大変でした。貧困にあえいている方こそ、職を限るわけにはいかないのです。そういった意味でも車を持っているのであれば、貧困層こそ、車は手放すべきでないです。ただし、3ナンバーの車などはダメですよ? それと、お手入れはしっかりね!

 いろいろな意見があると思います。
 生活保護受給者となるとまた話は変わると思いますが、それでも車があることで、結果的に経費が浮くことも考えられます。家族で話し合って、どうしていくのかを考えるのが大事です。

車を手放してわかったこと

 そんな私は車を手放した一人です。
 軽自動車なのに、車検代がいろいろかさんで「2年間安全に乗るなら30万かかる」と言われたためです(そこは車検がお安い店舗で有名です)。
 北国の、最終バスも終電も早い田舎で、初めて車を持たずに生活をしておりますが、やはり大変です。雪が大変な時はネットスーパーを頼ったり、灯油は完全に配達をしてもらっています。
 結果、見切り品や値下げ品を買うことがなくなったので結果的に食費が高くなりました。また、灯油は1リットル当たりが宅配料金になっているので割高です。
 車を持っても、持たなくても、両方のパターンでメリット・デメリットがあります。しっかり相談して、自分はどうしていくべきなのかを考えていきましょうね!

 私は車がない生活は結構しんどいです……。
 

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