◎コミュニケーションにも文化がある!?◎
こんにちは!むとうあこです。
今日は私が大学時代にメインで学んでいた「コミュニケーション学」から、とても興味深いなと思っていることをシェアしてみようと思います!
コミュニケーションなくしては生きられない、コミュニケーション能力は大切だから鍛えていこう!など、コミュニケーションの大切さは世界共通で言われていることではないかと思います。
ですがそんなコミュニケーションの取り方にも文化があるのをご存知でしょうか!?
私はコミュニケーション学の中でも「異文化コミュニケーション」を学んでいました。
すでにご存知の方も多いかもしれませんが、コミュニケーションの取り方で大きく2つのスタイルに分かれると言われています。
それが、
「High-Context Culture(ハイコンテクストカルチャー)」
と「Low-Context Culture(ローコンテクストカルチャー)」です。
これは、文化人類学者であるエドワード・T・ホール氏によって提唱された概念で、コンテクスト=文脈・背景、カルチャー=文化という意味なのですが、
ハイコンテクスト文化=”あえて多くを言わなくても誰もが理解し合っている共通認識や共通概念がある文化”のことを言い、
ローコンテクスト文化=”互いに共有している知識や経験が少ないため、当たり前とも思えることでも、あえて曖昧さなく説明する必要がある文化”のことを言います。
また、ここでいうコンテクストには、実際に話している言葉や書かれている文字だけでなく、ボディランゲージや声のトーンなども含まれます。
この2つの文化は国によって傾向が分かれていて、とてもざっくり言うと、日本を含むアジア圏・アフリカ・南米・中東がハイコンテクスト文化、北米や西欧がローコンテクスト文化を持つと言われています。
”日本ではあまり直接的に伝えるのは人を傷つけてしまうかもしれないから優しめの表現で言うのに、外国の人(ここではあえて広く表現します)は結構ダイレクトにものを伝えてくるなぁ!”
とか、”外国の人ってどうしてあんなに身振り手振りが大きいの!?”
などと感じたことがある方って意外と多いのではないでしょうか?
これは、このハイコンテクスト・ローコンテクスト文化の違いからきているのです!!
また英語で話すときに主語の次には必ず述語がくるのも、何を伝えたいかが分かりやすいような構成になっているという意味では、この文化の理由のひとつとも言えますね。
この2つの文化の違いは、会話だけでなく、他にも文書における違いや、問題解決の際にも明るみに出ると言われていますし、このようにそもそもコミュニケーションの取り方が違うんだ!と知っているだけで、異文化の人たちと話したり、仕事をする時に、自分の捉え方が広くなるのではないかなと思います^^
私はこういった研究をたくさんしていたので、久しぶりに記事として書いてみて、またちょっと勉強したくなってきました(笑)
コミュニケーション能力はどこにいっても必要なので、私もせっかくならどこでも誰とでも良好な対人関係を築ける人になっていきたいなと思います!!
今日も読んでいただきありがとうございます◎
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