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プレパパ・ママになる前に知ってほしいこと【妊娠後期・出産】ハッピーなマタニティライフ&お産をむかえるために

妊娠後期はヘモグロビン不足の課題や腰痛はあったものの、後期づわりや大きなトラブルもなく超元気な妊婦でした。前編に引き続き、私自身が友人のお産経験を読んだことが本番役に立ったので、参考になればと出産体験を書き留めておきます。(前編のnoteはこちら


1. 妊娠後期の備え やっぱり心と体

貧血気味の方は早めに対策を!!

血液量が一気に増える26週時点でヘモグロビン数値が9.7だったにもかかわらず(11.0はあるのが好ましい)自覚症状も指導もなかったので、そのままの食生活を続けて後期に突入。32週に8.8まで下がってしまい、このままだと出産時の出血を考え助産院でのお産ができないということに。
血液が一番薄まっているタイミングで、多少鉄分や鉄剤を摂ったからといってすぐに結果は出ません。1か月ちょっとで相当追い込む必要があり、鉄・動物性食品の食生活が始まりました。
豆製品や野菜などに含まれる非ヘム鉄も良いですが、動物性食品に含まれるヘム鉄のほうが吸収効率が高く、短期集中するには避けられません。
この時点で妊娠前から+4.5kg、赤ちゃんが少し小さめで動物性タンパク質自体を増やさねばということで、動物性のタンパク質を毎食、レバーや牛肉、鹿肉、サバなどの食材を毎夕飯に摂る食生活。
豆製品大好きな私は肉続きになるとしんどく、食べたいではなく食べねばならない、で食事をすることもありました。
タンパク質・鉄を意識した手軽メニューをInstagramにアップすることをモチベーションに続けること約1か月。38週目でヘモグロビン値が10.0ちょっきりになり、なんとか助産院での出産OKをもらうことができました。

ケーク・サレは野菜、ソーセージなど何でも入れられて作るのもカンタンなので朝食に重宝!

ちなみに、鉄剤も1日2錠で服用していました。副作用で気分が悪くなったり便秘になりやすいので、服用タイミングをその日のスケジュールでずらしたり、分服すると良かったです。

本番に向けての心と体の最終準備

・骨盤を整えること
お腹が重くなってきた35週目に腰痛が出てきたのですが、38週目に入りお腹が下がってくるとなぜか急になくなりました。セルフで骨盤を整える動き(前編に記載)をできる範囲で継続したのが良かったのかもしれません。妊娠後期よりむしろお産でゆるゆるになったあとの腰痛がこたえました。骨盤セルフケア、超重要ですね!

・本番のイメトレとリラックスする練習
安産のお産の記録ムービーを事前に見ていたので、本番のイメージをしながら長くゆるい呼吸でリラックスする時間を寝る前につくるようにしました。子宮口が開くのがスムーズで、陣痛逃しが上手いと言ってもらえたのはこのおかげだったと思います。

・バースプランと心の準備
前編も書きましたが、やはり大事にしたいことを書き出しておくと、イメージしていなかったお産の流れになったとしても、主張・選択することができて納得がいくお産になると思います。
私は万が一、緊急で病院転院になった場合の希望を書いて夫に共有しておいたのですが、本当に病院転院になり、夫が私の考え方を理解していたので医師・看護師との会話を代弁してくれました。
希望が全て叶ったわけではなかったですが、酌量の余地をいただけ、当初望まない選択を最終的には取ったことも納得しています。

2. 急な本陣痛 予定日より早くインフルで高熱の中のお産に

お産の合図は予定日より4日早く急に始まりました。カゼを拾ってだるいな…と思っていたら陣痛らしきお腹の疼きが強くなり、助産院に連絡。前駆陣痛もなく、まだ数日はかかりそうと言われていたのでびっくりでした。
助産院に到着した午後遅くには子宮口がすでに6cmくらい開き、今夜中に生まれるかも!という順調ぶり。しかしそのあと陣痛の波がペースダウン、結局ずるずると体力だけ消耗しながら朝が明けてしまいました。陣痛でない関節痛とだるさがするような気がしながら、熱を測ると38度越え。リスクを考えて病院へ転院することに。助産院で生みたいという願いは最後の最後で叶わないという事実が残念でありつつも、どんな展開になっても受け入れベストを尽くすつもりでいたので動じずにいることができました。
救急外来に運ばれ、生まれて初めての点滴を受けつつうめきながら諸々の検査を受けたところインフルエンザ陽性。ラッキーなことにその日担当の病院の助産師さんが以前にお会いしたことがある方で、特別に夫も助産院の助産師さんも立ち会ってお産を続けられることになりました。
病院に移って2時間、子宮口は全開なのに一番狭いところを赤ちゃんが通れないまま状況は変わらず。お産が長引きすぎているため担当医師から促進剤の提案を受けました。私は母子の力で出産をしたかったので、夫が交渉してくれ1時間だけ猶予をもらうことに。前日の朝からほぼ何も食べておらずエネルギーをつけないと進まないことは分かりつつ、熱で何も口にしたくない状態。夫が私の大好物の某和菓子店の栗おはぎを口におしこんでくれましたが、それでも進まず約束の1時間が過ぎます。
再度、医師から促進剤の使用を提案された時には、気力が尽きてきて早く終わらせたいという気持ちが強くなっていて、最終的には帝王切開してもらったら楽になるのか…という考えも頭をよぎるほど疲れてきていました。促進剤は使うことに決め、ようやく陣痛間隔が2~3分になり少しずつ頭が見えてくるものの、さらに1時間が経過。医師と看護師が来て、これ以上お産を長引かせないほうがよい、会陰切開をしたらもう取り上げられると畳みかけたところへ、ついに息子の頭が恥骨の部分を抜けあとは押し出すだけに。さっきまでオプションを提示していた医師も一緒にその場が応援ムードになり大勢の方のおめでとうを受けて息子が生まれてくれました。

3. それぞれに思いの詰まったよい妊娠・出産を!

お産は二人三脚で乗り越えるフルマラソン

どれだけ備えてもどんなお産になるかは最後までわからないものです。お産の流れがどうなっても自分と赤ちゃんを信じることが一番だと思いました。
そして、パートナーや助産師さんなどお産をサポートしてくれる人と二人三脚でこそ完走できるもの。夫と助産師さんがいなければ、妊娠中からお産まで、無事に成し遂げることはできませんでした。

助産院はお産と育児のワンストップ施設。使わないともったいない!

前編でも助産院の良さに触れましたが、産後はその価値を痛感。親戚のお家のようなアットホームながら宿のように食事や洗濯など一切任せることができ、新生児お世話のマンツーマン実践レクチャー付きと思うとワンストップ型の最高の場所ですよね。
助産院で出産できればベストですが、そうでなくても病院退院後や産後ケアでお世話になるのもあり。私も出産は病院になったので、最短退院を希望して助産院に戻りお世話になりました。
体の回復と育児は最初が肝ですが、病院と助産院と両方の産後滞在を経験して、断然助産院のほうが回復と育児自立が早いと感じます。

頑張って生まれてきてくれた息子と、徹夜で付き添い励まし続けてくれた夫には心から感謝しています。改めて、男性は無力じゃないですよ!
この2連の記事を読むことで、よいお産を経験するカップルが1組でも増えれば何よりです。

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「多拠点生活」×「パッチワークキャリア」を軸に、自分のパフォーマンスが高まる場所で生活し、自分の専門性や持ち味を活かした仕事・活動を組み合わせキャリアを築くライフスタイルを模索中。大阪にて大人の学びのサードプレイス「Leaning Bar CF曽根崎」企画運営。趣味はウイスキー。