フィリピン下見の備忘録
フィリピン駐在帯同の下見にいってきました。
はじめてのフィリピン。正直バナナのイメージしかなかったけれど、百聞は一見に如かずとはこのことか……を実感しました。
すでにフィリピンに駐在されている、パートナーの出向先の会社の方々やそのご家族が、現地を案内してくださいました。
きっと自力じゃ集められなかったであろう情報を、たくさん共有してくださり、本当にありがたかったです。
食べ物について
フィリピン現地の料理をいただきました。
甘かったりすっぱかったり辛かったり、見た目のイメージと実際の味が違って、ずっと口がびっくりしていました。異国を感じる瞬間です。
居住エリア近くのスーパーにも連れていってもらいました。
野菜や果物のラインナップ、鮮魚コーナーに並ぶ魚の種類が、見慣れないものばかりでとても新鮮でした。
▼お店情報(Googleマップ)
日本食材店もいくつかあるようで、案内していただきました。
やはり値段は少々割高で、日本で購入する場合の3倍ほどする印象でした。
私が毎日食べている「金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆3P(右下の黄色い納豆)」は、115ペソ=約300円です……。
▼お店情報(Googleマップ)
日用品について
日本食材店の一角には、日本の日用品も置いてありました。
選ばなければ、事足りる印象……だけどやっぱり高いです。
現地のものを使えるようになった方が、生活コストは抑えられそうです。現地のドラッグストアで買える生理用品を買って帰ってきたので、使い心地を試してみようと思います。楽しみ~。
その他
フィリピン人 優しい
英語が喋れない私を見下すことなく、何を伝えたがっているのか汲み取ろうとしてくれます。本当にありがたかったです。
フィリピン人 陽気
ドアの前の警備員が踊っていたり、店員さんが歌っていたり、陽気な人が多かったです。こちらまで明るい気持ちになります。
車の運転は荒い
歩行者にも容赦なくクラクションを鳴らします。
車線はあってないようなもので、信じられないところでUターンするし、曲がるし、事故が起きないのが不思議なくらい運転が荒いです。
気候は日本の8月
滞在期間中の気温は30~35℃くらい、湿度は50~60%ほどでした。
日本の夏と同じ印象ですが、建物の中の冷房がガンガンに効いているので、寒暖差で体調を崩さないよう、気を付けないとなと思いました。
料理はけっこう脂っこい
現地の料理は、揚げたもの・焼いたもの・炒めたものが多く、どれもけっこう脂っこいです。蒸篭はかならず持って行こうと思いました。
出産育児は思ったよりしやすそう
公園の芝生で裸足でくつろぐ親子がいたり、子どもも親ものびのびしている印象でした。子どもに対する周囲の目がとにかく温かいです。
また、駐在員のご家族の方に聞いた話によると、フィリピンの出産は無痛分娩が一般的のようで、麻酔医がたくさんいるため計画分娩ではなく、陣痛がくるか破水したら来てねというスタンスとのこと。
硬水問題
シャワーの水が硬水なんです。
元々ダメージのある髪なので、硬水シャワーによるダメージは想像以上に深刻でした(涙)
硬水を軟水にかえるシャワーヘッドがあるらしいので、調べてみようと思いました。
日本人向けの美容院がある
スタイリストさんと、日本語でのコミュニケーションができるので細かいニュアンスが伝わるとのこと。
ちなみに、これも現地の帯同家族の方に教えていただきました。駐妻コミュニティの口コミの力、心強いです。
水道水は飲んではいけない
これを書いている現在、何かにあたったようで、おなかを壊しています(さっそくの洗礼……!)
フィリピンの水道事情は日本と全く異なり、水道水を飲んではいけないとのこと。飲食店では氷を水道水で作っていることや、食器や野菜を水道水で洗浄していることがあるため、その氷の入った飲料を飲んだり、食器を利用したり、生野菜を食すことによって腹痛や下痢になることがあるそうです。
現地で生活されている駐在員のご家族は、ウェットティッシュでお子さんの口に触れる部分を拭いておられ「さすがだな」と思いました。
日本の感覚のままだと、出されたお冷をいつかうっかり飲んでしまいそうです……。
価値観や習慣のスクラップアンドビルドですね。
今回、下見に行ってみて、暮らすイメージをつかむことができました。
というか、思っていた以上にいいところだったので、暮らしてみたいなと思えました。
それもこれも、現地を案内してくださった、パートナーの会社の方々、そのご家族、そして一緒に連れていってくれたパートナーのおかげです。深く深く感謝。
この下見を機に、私の未来はフィリピン駐在帯同へと舵を切りました。
自分の目で見て決断できたので、帯同中に不便なことや大変なことが起きても、パートナーを恨むようなことにはならないだろうと、確信できました。
思えば、帯同する しないの選択肢があって、自分で選べたことだけでも、本当に恵まれた状況だったように思います。
今後、出国までの手続きやら、現職の退職のこと、そして結婚のこと。
やるべきこと、考えることが盛りだくさんですが、ひとつひとつ向き合っていこうと思います。