人は自らの性格を変えることができる:蒸気船マークトウェイン号・06
初夏のアメリカ河は美しい。
ウエスタンランドの植栽は草花が青々と茂り、小さな鳥や虫たちが活発に飛び交う不思議な空間だ。
その中を優雅に進むマークトウェイン号は、まさに西部開拓時代のアメリカそのものである。
河べりにはコンクリートの土手を覆い隠すほどの水草が生えて人工的なパークの継ぎ目を巧妙に隠してくれている。
船内には陽気な音楽が始終流れ、時折船長のナレーションにより船旅の解説が聞ける。
そんな中をのんびりと船は進み、僕らキャストも同乗するのだ。なんとも言えない独特の雰囲気だ。作られた世界なのに本当の西部にいるよう。これぞテーマパーク。
僕はマークトウェイン号の1階デッキから、トムソーヤ島を眺める。もうすぐカヌー乗り場が見えてくるくらいの位置にいた。
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