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舞浜戦記・第2章【スプラッシュマウンテン:修行編】

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TDLの名物アトラクション・スプラッシュマウンテンでの修行の日々を綴ります。本編は僕のキャスト歴の前半から中盤にかけて、一人のキャストとして修行中だった期間を中心に。
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【舞浜戦記第2章】お祭り男が僕を呼んだ理由【後編】スプラッシュ・マウンテン053

前回のお話。 トレーナーは、必ずトレーナークラスという研修を受ける。 これは現場のトレー…

あっくんさん
9か月前
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【舞浜戦記第2章】味方を作る天才【後編】:スプラッシュ・マウンテン051

前回のお話。 僕が早番シフトで、外浮きになったある日のこと。 その日は6月の温暖な時期で、…

あっくんさん
10か月前
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【舞浜戦記第2章】味方を作る天才【前編】:スプラッシュ・マウンテン050

その人は、ジミニークリケットにそっくりだった。 「ヨコちゃん」はリード(責任者)の1人だ…

あっくんさん
10か月前
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【舞浜逗留亭:特別編】スペース・マウンテンのヘッドセットについての、誰も暴露して…

みなさんこんにちはー! あっくんさんです。 僕は普段、舞浜逗留亭というブログを書いていま…

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【舞浜戦記第2章】「選ばれた男2」、岩の上に立つ:スプラッシュ・マウンテン048

辞めるか、辞めないか。 僕は悩んでいた。 日頃の不満はいつまでも消えることがなく、僕を悩…

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ムカつく先輩に一泡吹かせる方法はあるか?:スプラッシュマウンテン018

いよいよ第2章に入っていきます。 いきなり喧嘩腰のタイトルにしたのは、スプラッシュ・マウ…

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スピールの流儀(上):スプラッシュ・マウンテン019

キャストになって一番最初に苦労することと言えば、横文字文化かもしれない。ディズニーは何でも横文字だ。休憩すらブレイクと言ったり、食事もいちいちランチと呼ぶ。 それでも和製英語ならすぐ分かる。 ランチとかブレイクなら、すぐ理解できるだろう。 しかし耳で聞いただけではどういう意味か分からない単語もある。純粋な英単語は日常生活で使わないから一層厄介だ。 現場で行われるOJT(トレーニング)において、おそらく真っ先に出てくる言葉の筆頭とも言えるものに、「スピール」がある。 スピー

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スピールの流儀(中):スプラッシュ・マウンテン020

初めて勤務したアトラクションが、キャストとしての気質を決める 蒸気船マークトウェイン号は…

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スピールの流儀(下):スプラッシュ・マウンテン021

スピールは基本中の基本であり、無限の可能性を発揮する武器であるどうすれば、ゲストはボート…

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僕はこんなに頑張ってますアピールは、自己満足に過ぎない:スプラッシュ・マウンテン…

非喫煙者の僕がライターを携帯していた理由スプラッシュのコスチュームは、襟付きの格子柄のシ…

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ディスパッチ・ランタンと増設された小さなランプ:スプラッシュ・マウンテン023

スプラッシュ・マウンテンがオープンしてから半年ほど過ぎた頃だったろうか。 それはある日、…

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外浮きは承認欲求を満たせる最後のポジション:スプラッシュ・マウンテン024

恥ずかしながら、この舞浜戦記は別名「僕の承認欲求こじらせ日記」と言ってもいい。つまり、い…

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納得できない低評価の理由は、未来の自分に訊け:スプラッシュ・マウンテン025

(前回のつづき) またまた長くなっちゃった。 前回はこちら。 やがて自分が外浮きキャスト…

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加賀屋君:スプラッシュ・マウンテン026

キャストをやっていてこの人には絶対かなわないな、とかこの人は本当に才能があるな、と感じる人が何人かいた。 では、才能がある人ってどんな人だ?と聞かれたら、僕は真っ先に彼を思い出す。 彼こそ、本物の天才である。 蒸気船に乗ってくる怪しい男の正体は、キャストだった1991年の夏に時計を戻そう。 まだ僕がマークトウェイン号にいた頃。 勤務も3ヶ月ほど経過してかなり慣れてきた。普段あまり会わない土日キャストもほぼ全員顔を合わせることができた。 平日は割と空いているため、ゲスト

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