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それはあなたの価値観?

自分がどんな価値観で生きているか、意識したことありますか。
他人にも自分にも「~すべき」「ふつうは~」という言葉を使って、枠にはめようとしていませんか。

これ、内側にある価値観が発動しています。

悩みの90%以上は人間関係

親子であっても、夫婦であっても、他人同士であっても、人間が何らかの形でかかわるということは、お互いに価値観を提示しあうということ。
価値観が合わないと感じたら、サヨナラすればいいのですが、そうはいかない場合に悩みが生じます。

話がかみ合わないときは言葉の定義がすれ違っていることも

先日、20代の男性と話したとき「面白い」の定義がすれ違っていました。
[注意:わたしは50代の女性です。]
彼は前職の話をイキイキと誇り高く声のトーンも高めで話してくれました。わたしは興味深く彼の話を聞いたあと「その仕事面白かったんだね」というと「全然面白くありませんでした」「面白くなかったから辞めたんです」という答え。
ちょっとまって。「面白い」の言葉の意味を教えて。
えっ?面白いって「おかしい」「笑える」ってことでしょう?

あらら。わたしはその仕事「笑えるね」なんて言っていません。やりがいがあって、反応がよくて、成果がわかりやすいお仕事だったね、と言い直すと、彼はしばらく考える顔をして「そうですね、そうでした」と言いました。

言葉の定義はひとそれぞれ

では、「パートナー」とはどう扱うべき人でしょうか。また、パートナーにあなたはどう扱ってほしいでしょうか。

・うやまう相手
・休みの日はできるだけ一緒にいたい
・恥ずかしいところを見せたくない
・つらいことは話してほしい
・記念日には一緒に過ごす

これらの感覚はそのまま、相手への期待に変わります。そして、相手がこの期待に応えられない場合は、怒りに変わる場合もあります。

しかし、あなたがパートナーに求める資質はどんなものでしょう。記念日に一緒に過ごしてくれる人が条件ですか。

パートナーがどういうものであるかという定義は、子どものころに周囲にいた大人が話していたこと、メディアが伝えていることなどがそのままあなたの内側で採用しているだけかもしれません。

その価値観、あなた自身の感覚にフィットしていますか

案外、誰かに言われたまま、どこかで見たままの価値観をまるで自分のもののように採用して発動していることがあります。

だれかと価値観がぶつかったら、価値観の見直しチャンス。~べき、~ねば、も出てきたときに見直すチャンスです。

わたしたちの内側は潜在意識で開いていて、他者とつながっています。他者とのつながりは社会を形成します。社会から知らずに受け取った価値観もあります。

女性とは、妻とは、母とは。上司とは、親とは、義両親とは。家族とは、夫婦とは、親戚とは。

自分自身がその感覚で「しっくり」くるのであれば、それはあなたの価値観と一致しています。でも、違和感があるのなら、その価値観を今後も採用して生きていくのか、一度捨てて構築しなおすのか、考えるチャンスです。

自分のものではない価値観を捨てていくと、残るのは「人生のテーマ」に置きかえられそうな大切なものだけになります。

自分が大切にしたい価値観以外は、どうでもいいこと。どうでもいいことに反応して悩む必要はありません。

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