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違和感は内側からの”ノー”
わたしたちの内側は、常にわたしたちがよりよく生きるために応援してくれています。不安な未来にフォーカスしているときに、内側が体感として送ってくる身体の違和感は、
あなたの今の行動・思考は、間違っているよ
というサインです。その状態が長く続くと、あまり嬉しくない未来がやってくるよ、と教えてくれているんです。
不安にフォーカスすると不安な未来が創造される
まだ起きていない未来の「不安」に思わずフォーカスした経験はだれでもあると思います。
例えば…
遅刻するかもしれない
うまくいかないかもしれない
支払えないかもしれない
不安にフォーカスしているときは、気分はソワソワしたり、落ち着かなかったりします。体感は胃や、のどに違和感を感じていたり、胃や腸が痛くなったり、背中や腰に痛みを感じたりする人もいることでしょう。
現実は、意識をフォーカスすることで創造されますから、不安にフォーカスしているということは、不安な現実創造が始まっていることになります。
現時点で、未来は決まっていないのに(仮にほぼそうなることが予想できたとしても)、自分から「不安な未来を望んでいる」のと同じことになります。これは、よろしくない。
わたしがフォーカスしていた不安
わたしは、ながいことお金の不安と付き合っていました。支払いに対して収入が足りるかどうか、いつも不安でした。この不安にフォーカスしているときは、胃のあたりがじゅわーっと熱いような感覚、内側のナニカ(しいて言うならエネルギーとか気)が、背中にヒュウッと集められるような体感がありました。
しかし、無事に支払えると(毎回、結局無事に支払えるのです)、サァーッと胃の熱が去り、背中に集まったナニカが全身にゆっくりと散って戻っていく感覚がやってきます。
不安は消すよりも「そらす」
始めは「どうせ大丈夫」「払えるから大丈夫」と言い聞かせて、不安を消そうとましたが、無理でした。不安はどんどん大きくなります。
次に試したのは、お金の支払いとは全く関係ない、楽しいことを思い出すことにしました。どうやら、人間は楽しいことを感じながら、不安を感じることはできないようだとわかりました。
それ以降、お金にかかわらず、不安な気持ちが襲ってきたら、楽しかった出来事を思い出したり、これから起こる楽しい予定についてフォーカスをし直したりしています。
体感は感情に気づく前に起こっている
感情が起きる前に体感は起きています。体感は瞬間的に起こりますが、感情は顕在意識に上がって言語化するまで少し時間がかかります。小さな小さな感情は体感だけで消えてしまうこともあります。でも、その感情の基になった経験は潜在意識に情報として蓄積されていきます。
どんな感情のときに、どんな体感があるか、を知っていると対処ができます。これは、人によってそれぞれ違うので、自分の感情と体感を観察するのが一番です。
違和感を感じたら、内側を探る
体感が違和感を送ってきていると気づいたら(要するに、身体に違和感を感じたら)、今の状態はあなたにとっていい行動・思考ではない、というサイン。
違和感を感じたら、今、自分がどんな思考をしているか、内側を探って、その思考をストップさせます。そして、そらし、他の思考に変えます。
体感が変化(わたしの例だと、胃の熱が引く、サァーッとナニカが散る)すれば、フォーカスが移ったことがわかります。
不安のときの体感が、去っていったら、内側が「そうそう、それでいいよ」って言ってます。
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