多様性について思う事
多様性を高めるとは、違和感を感じる場で、いかに自分が考え方をスイッチしてポジティブな方向に持っていけるかだと思います。
そして、それを学びの場と思えるようになる事。
自分と違う考えや違う人に接すると違和感を感じる事があります。
以前の私は、そういう雰囲気を好まず、避けてばかりいました。
違和感が続くと不快感が生じます。
不快に思う場所に、自分をわざわざ置いておく必要はない。
海外に住みはじめると、最初は、違和感だらけの生活です。
今まで慣れ親しんできた日本の生活、環境、風習、そして言葉。その全てが吹っ飛んで、自分を違和感だらけの環境になじませていかないといけないという挑戦が始まるのです。
当初、英語学校へ通い始めた頃、同じ日本から来た同級生達がよく言っていた言葉を思い出します。
こういうのって日本では、絶対ありえないよね。日本には、ないよね。
常に日本と現地の生活を比べていました。
私も、最初は合わせていました。
違和感だらけの海外生活に馴染む事で精一杯だった私は、言葉が通じる日本人の友人達が心のよりドコリ。
日本との比較比べは、心地よかったし、楽しかった。
少しずつ英語が話せるようになると、今度は、アジアやヨーロッパ、メキシコの同級生達が参加し、皆でつたない英語で、お互いのお国自慢。
違和感が少しずつ、楽しいもの、ワクワクするものへと変わっていったのです。
それと同時に、今までの自分の執着みたいな考え方が、こういう考え方もあるんだっという学びに変わって、いつの間にか、現地生活、日本比べがなくなっていました。
今、思うと、それが多様性なのかなって思います。
インターネットのおかげで、今は、多様性を身につけるって凄く簡単な事だと思います。
海外に出なくても、様々な国の生活や風習、考え方が学べる。
子育ても、いろいろな考え方を学ぶ事が出来ます。
自分の意見を発信すれば、その意見に対して、たくさんの人々がアドバイスをくれる。
どんな生活環境であろうが、どこに住んでいようが、多様性を身につける要素、刺激があちらこちらに転がっている。
毎日、学べる。
素晴らしい世界だなって思います。