【雑記】同志社大学には物理学科が存在しないみたいです
はじめに
「同志社大学に理学部がほしい」という動画を見たのですが、色々思ったことを書き連ねていく。
簡単な感想としては物理学科はだいだいの有名私立大学(物理学科が無いのは早慶GMARCH関関同立では法政大学と同志社大学の2校)にあるのに同志社大学にはないから設置してしてもいいのでは思った。
今回は「同志社大学に理学部がほしい」の動画のスクリーンショットを何枚か使っているので画像引用元が気になる人は動画の視聴お願いします。
関西在住理学部志望高校生の需要
基礎研究をやりたいというか純粋に理学部を志望している高校生は普通にいるから同志社大学に理学部を設置してもいいのではという内容が動画内で語られています。同志社大学は関西ではブランド力があり実家から通学可能な場合、受験候補に入れたい高校生も多いはず。ネットで嫌味を言われがちな私立大学だが、同志社大学理工学部の拡張は需要はあると思われる。
あと、ネットだと謎の工学部信仰がありますが理学部に行きたい高校生がいるのはごく自然なことだと思いますよ。
早慶に理学部は無いは流石に無理がある
少し主題からズレますが「早稲田や慶應ですら、理学部は無い」と言ってしまうのは流石にどうなのかなと思いますけどね。
早慶は理学部単体で存在しないだけで理学系学科(数学科、物理学科等)は既にあり実質的には理学部がある状態のため、理学部志望の需要は十分満たせているはず。
物理学科志望は同志社の受験ができず苦しい説
地元が関西で「京大、阪大、神戸大は無理だが、岡山大や広島大や金沢大に行きたくない人たち」は一般的には同志社大学を受験する人が多い。ただ、この層の中でも物理学科を志望している場合は同志社に物理学科がないため、同志社大学を受験候補から外さざるをえない。
しかも、関関同立の理系キャンパスは地理的に離れたところに点在しており、実家からの通学を考えている人が京都方面の選択肢がなくなるのは結構な痛手だと思われる。
関西大学 千里山キャンパス
大阪府吹田市山手町3丁目3番35号関西大学総合情報学部 高槻キャンパス
大阪府高槻市霊仙寺町2丁目1番1号関西学院大学 神戸三田キャンパス
兵庫県三田市学園上ケ原1番同志社大学 京田辺キャンパス
京都府京田辺市多々羅都谷1-3立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
滋賀県草津市野路東1丁目1-1立命館大学情報理工学部 大阪いばらきキャンパス
大阪府茨木市岩倉町2-150
同志社大学理工学部改組案
現行の理工学部学科構成
現行の学科構成見たけど、動画内で言及されている通りなんか学科名が分かりにくいですよね。
正直言ってインテリジェント情報工学科と情報システムデザイン学科、機械システム工学科と機械理工学科をわざわざ学科を分けている理由がホームページを見てもいまいち分からなかった。
なんでこんなにも分かりにくい学科名にしているのかが分からない。高校生が見たら困惑してしまうのではないかと思う。
個人的には化学システム創成工学科という名の化学工学科は化学系学科とは別に化学工学を専門に扱っている学科となっているため無理に統合しなくてもいいのでは思っています。ちなみにGMARCH関関同立の中でも(応用)化学科とは別に化学工学科を持ってるのは同志社だけです。東京理科大学にすら化学科や応用化学科はあっても化学工学科はないですからね。
なんだかんだいって科学立国である日本では化学プラントの設計や管理をする人を育成する場が必要だと個人的には感じていますし。
理工学部改組案にしれっと追加される建築学科
関西事情に詳しくないからかもしれないが、情報理工学部と理学部を理工学部から分離して無理に今出川キャンパスに移転させる必要はないと思っています。
あと、しれっと建築学科が追加されていますね。実は関関同立だと同志社大学だけ建築学科が無いんですよね。建築士志望の場合も同志社大学は受験できないことを考えると定員は少なくても建築学科あってもいいよなとは思う。
同志社大学は主要な学科である物理学科や建築学科を設置していないのは何か特別な理由でもあるんですかね。同志社以外の関関同立は普通に物理学科と建築学科あるんですけどね。
理学部の物理や化学は実験設備が必要では?
「巨大な実験設備がいらない理学部」とあるが、流石に物理学科と化学科は実験設備は必要なのではと思う。
関関同立理系は地理的に分散しており、変に競合していないので理系学部を無理に都市部をしなくてもいいのでは思っている派です。
個人的な同志社大学理工学部改組案
もし仮に私が同志社大学の理工学部を改組するなら以下の学科構成です。
数理科学科 41名
物理学科 41名
生命化学科 83名
化学工学科 83名
環境システム学科 51名
機械工学科 166名
電気工学科 80名
電子工学科 86名
情報科学科 166名
建築学科 41名
物理学科と建築学科を新設、41名×2学科=82名の純増。理工学部全体だと756名から838名。
電気工学科と電子工学科の統合はどちらでもよい。環境システム学科の土木工学要素は無理に強めなくてもいいかなと思っています。どうせ土木工学は不人気だし、建築学科を新設すれば建設業界志望の受験層の需要はある程度満たせると思うため。
生命化学科(現機能分子・生命化学科)と環境システム学科は現行と同じく理学と工学の学位を任意で選べるようなカリキュラムを維持する。
最近は国が理系支援とか言ってるぐらいなので理系定員約80名ぐらいは増やしてもバチは当たらないと信じたい。というかこれぐらい国は少しは支援してもいいのではと思いますけどね。
どうしても学部全体の定員を増やせないなら機械工学科と情報科学科の定員を各20名、電気工学科と電子工学科の定員を各10名を減らし、物理学科と建築学科それぞれ定員30名とかにしたいですね。学科が存在するかしないかは大きいと思うため、一学科あたりの人数が少なくても設置すべきだと考えている。
この学科構成なら理学部需要は以下のように満たせるはず。
理学部数学科→理工学部数理科学科
理学部物理学科→理工学部物理学科
理学部化学科→理工学部生命化学科
理学部生物学科→生命医科学部
理学部地球惑星科学科→理工学部環境システム学科
こういう感じの説明が大学のホームページに説明があれば大学受験生の参考にはなりそうです。
同志社大学に関しては、わざわざ理学部を単体で用意しなくても物理学科の新設をすれば理学部需要はある程度は対応できる。
あとこれぐらい学科名が短いほうが個人的には分かりやすくて助かる。
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