見出し画像

変化することとは(その1)

私自身、行動変革ナビゲーターという肩書を勝手に名乗り、活動していきたいと思っている。
なぜ「行動変革」なのか。それは人生100年時代を考えた場合、充実したセカンドライフにするためには、行動変革、つまり変化が欠かせないと思うからである。

若いうちから転職したり起業したりと、変化してきた人にこの法則は当てはまらない。問題なのは私のように、ひとつの会社で定年まで勤めあげ、そのあとの再雇用で何も考えずにのほほんと仕事をしている人。変化する必要なく過ごしてきたがため、定年間際になって急にモヤモヤしだす。まさに私がそのパターンだった。

そんなモヤモヤの時のお話し。私はとあるオンライン読書会に参加した。すると、何とその日の課題本の著者が参加しているではないか。課題本は「変化」に関する本で、著者は結構名の知れたビジネス作家だった。ひと通り課題本の意見交換が終わった最後に主催者が、「せっかくの機会なので、何でも著者に質問してください」と振ったので、私はすかさず手を挙げ質問した。

「私は定年再雇用で今とてもモヤモヤしているのですが、それを晴らす方法はありますか?」
すかさずその著者は、
「あなたね。ずっと同じ会社で定年を迎えて、今まで一度でも変化を経験したことある?変化したいとチャレンジしたことある?」
「いえ、ありません」
「それじゃあモヤモヤするのも当たり前。私に言わせれば遅い。なぜもっと早くから変わろうとしなかったの」
「惰性でここまで来てしまいました」
「モヤモヤを晴らしたいなら、私の本をよく読んで、今からでも遅くはないから、とにかく自分から変わろうと努力してみなさい。変わるネタ、変われそうなネタを探して・・」
「転職とか、そういうことですか?」
「それもあるし、起業もある。趣味でも何でもいい。今と違うことを少しづつやる。とにかく変化しようという意志と行動。行動すれば必ず世界が変わるから」

その著者は自信満々で持論を展開。私はただただ聴くだけで、打ちのめされた感満載で質問を終えた。しかし同時に雷に打たれたかのような戦慄も覚え、その瞬間なぜか力が湧き、「自ら変化してやる」との想いを強く持ったのであった。

それから私は、変化して化学反応を起こすべく、さまざまな変化活動にチャレンジすることになる。(続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?