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もっともっと失敗しよう

どんどん行動するのが大事と書いているが、行動と合い通じるのが間違いや失敗。特に日本は失敗を悪と捉える風潮が高く、皆んなが失敗や間違いをしないように人生を過ごす。アメリカなどはどれくらい失敗したかで、スタートアップ企業の出資を決めるくらいで、そんな文化の違いがある国と競争しても、勝ち目がないのは明白である。

特に日本の学校教育は失敗や間違いをしないように教えられるし、会社に入っても、なるべく失敗しないように振る舞う。経営者などはなるべく失敗しないよう物事を慎重に進めるし、たとえ失敗しても自分だけに責任が及ばないよう、合議制で何でも決めようとする。そうした経験ばかりだと、特にサラリーマンの場合、結局死ぬまで一度も失敗や間違いをせずに終わる可能性もあるわけである。

世の中には転職をしたはいいが、その会社が倒産したり、起業してもその会社がうまくいかなかったり、失敗する人々はたくさんいる。しかしそうした経験をした人は強いし、社会の荒波に揉まれた経験値があるので、逞しく見える。しかし順風満帆で何もない人生を歩んだ人は、人生トータルで見た場合、何か物足りないような気がする。

そういう私も定年再雇用となる35年のサラリーマン生活では、ちょっとした嵐や危機はあったが、大きな間違いも失敗もせずにきた。しかし定年再雇用となって以降、職場での居心地の悪さから、急にチャレンジングな行動をし始め、それにつられて失敗も経験するようになった。

何と言っても大きな失敗は転職の失敗。一度とある会社から内定をもらうものの、のちにその企業がブラック企業であることがわかり内定辞退。その後も就職活動をするものの、すべて書類選考で落ち、今に至っている。

それまでの安穏な生活が一転し、職を探し、時に副業に手を出し、また、さまざまなサークルに顔を出しと、いろいろトライ&エラーを繰り返している。しかし転職活動は失敗続きだが、別に腐ることも慌てることもない。一応は本業の再雇用を我慢すればいいだけだし、今ライフワークとしている「定年後のセカンドライフ」を人に教える夢を実現すべく勉強する毎日である。

このように失敗をしているが、成功は失敗の先にあると思っている。逆に失敗を避けていては、成功はおぼつかない。スティーブ・ジョブズもイーロン・マスクも失敗しながら事業を大きくした。失敗することを前提に行動し続ければ、失敗してもショックではないし、失敗して経験値を高めることがより成功に近づくとプラス発想をする。無くなると困るお金の失敗だけには細心の注意を払いつつ、それ以外のことはどんどん失敗していく。

「空振り三振を屁と思う」。人生それでいいと思う。

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