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【日記】10月28日〜11月1日

10月28日(月)

昼休みを久しぶりにスタバで過ごしてみた。オフィスから朝活をしているスタバまで歩いて行く最中にワンモアコーヒーのチケットを使ってモバイルオーダーを済ませて置く。

到着したら既に置かれたいたホットコーヒーを受け取り、席を探す。店内は思ったよりも混んでいる。昔ならランチタイムが終わる前であれば比較的空いていたのだが、何か変わったのだろうか。

できれば大きめの机のある席に座りたいと思っていたら、ちょうど大きい机のある席から立つ女性がいた。こうして、希望通りの座席を確保し、コーヒーでマフィンを流し込み、昨日YouTubeに投稿した動画にもらったコメントに返信をしていく。

昼ごはんのマフィン

そんなことをしているともう昼休みも残り30分くらいになっていた。このまま昼休みを終えるわけにはいかない。集中して読書感想を書くためにスタバに来たんだ。

今朝、本棚から取り出してリュックに入れた『バリ山行』を取り出す。登場人物を整理するために、主人公の波多と妻鹿について特徴を書き出す。そして、頭から本をめくりながら、ポイントとなる場面をまとめながら書いて自分なりのあらすじを書いてみる。

これがなんとも難しい。ついつい「バリ山行 あらすじ」と検索したくなる気持ちを抑えて、下手なりにも工夫して書いてみる。

難しい。

何か参考にするものが欲しくなり、今朝読んでいた文藝に掲載されていた文藝賞の選評を読んでみる。こんな感じで書けばいいのか。もう一度、書く作業に入る。最初よりはまとまった感じになったが、全然ダメな感じなのがわかる。

そんなことをしている間に、左手首のApple Watchが震え書き始めてから20分が経過したことを告げる。

毎日書かなければいけないことだけは明らかになった。

【今日の一節】

社会の構造と映画の構造、その二重写しをどう美しく作り上げるか。ヤンのように対象と関係を観察し、分析し、それを構造化し、映画にすること。この視点は、現在の日本や世界の見方にとても大きな示唆を与えてくれる。

坂本 龍一 (企画・原案), 空 里香 (監修)『坂本図書』:P120


10月29日(火)

昼休みに昨日撮影したVlogを編集しながら、ふと毎日寝る前に洋書を読む習慣は良いと言えるのだろうかという気がした。

毎日英語で小説を読んむことで、1年後、3年後にになりたい自分に近づけるのか分からなくなってしまった。日本語訳のない小説を読めるのは、無駄ではないのだが、翻訳されている本も含めて読みたい本はまだまだたくさんあるのに、英語の本をゆっくりと読む余裕がないような気がしてきた。

英語の小説は、時間に余裕のある生活を送れるようになった時の楽しみにとっておくぐらいがいいのかもしれない。それまでは、もっと読んで、もっと書く日々を送ろう。

こんなことを書きながらも、今夜は少し飲みすぎたせいで、読む時間もなければ日記以外に書く時間も作れなかった。また明日から、新しい自分を始めようと思う。

ギリギリ寝る前に日記だけ書けた

【今日の一節】

自分より恵まれている人には理解されないような、面白みのない不安を抱えて生きるしかない自分のことを、取るに足らない存在みたいに、宇宙の隅のちっちゃな塵みたいに感じた。

桜庭一樹「怪物のまま生きてゆく」『文藝2024冬季号』:P231

10月30日(水)

定時に会社を出てたことで、家に帰ってきたのが20時よりも前だった。

今夜はいつもより長い距離を走ろうと決めていた。

部屋の中で軽くストレッチをして、玄関でランニングシューズに足を捩じ込む。家の外に出たところの段差に座り、一度靴ひもほどき、靴の先からゆっくりと締め直す。こうやって丁寧に靴紐を結び直すと、さあこれから走るぞとい気持ちになっていき、なんだか心地よい。

そうやって走る準備をして、最初はまず短い距離を歩く。夜は本格的に寒くなってきて、半袖にハーフパンツだと寒い。そして、走り出す。薄手のコートを着た女性とすれ違う。まだ体は冷えていて、固まっている感じがする。Apple Watchを確認しながら、寒さに負けてスピードを上げたい気持ちを抑えながら、ゆったりとしたペースを守る。

駒沢公園に着きそうな頃になって、じんわりと汗をかくくらいに体が温まってきた。今日の目的は10kmを走ること。駒沢公園のジョギングコースに入ってもペースは変えない。老若男女のランナーが自分を追い越していくが、自分が追い越すことはほとんどない。そうやって黙々と3周を走り終えて、公園を出てまた家まで走って帰る夜だった。

いつものランニングコース

明日も定時で会社を出ることができたら、また10km走りたい。

【今日の一節】

日本では、「私のものは私だけのもの」とうことが多く、コミュニティが壊れてきています。「迷惑掛け合う」ということが重要と私はよく言うのですが、それは、お互いの存在を認識する手段であり、迷惑を掛け合えるような社会が素晴らしいと思います。

坂本 龍一 (企画・原案), 空 里香 (監修)『坂本図書』:P188

10月31日(木)

走らないべきか走るべきか……。

悩む時間が欲しくて、1駅分だけ歩いた。結果は、走るのをやめて少しだけ家から遠いスーパーに行っておつまみとビールを1缶買うことにした。

悩んでいる最中は、「昨日は11kmも走ったし」「昨日頑張ったからなんだかまだ足が重いかも」「そうだ、無理はしないほうがいい」「日中は眠かったから、走らないで早めに寝た方がいい」「今日で10月が最後だから少しくらい飲んだっていいと思う」といった言葉が頭の中を駆け巡り、ランニングに行かずお酒を飲む自分を肯定していく。

こうしてお酒を飲むことに納得感を得て、ビールとともにエビチリや焼売を買って帰宅した。

ランニングキャンセルビール

ささやかな木曜夜の宴会を始め、ちょうど500mlのビール1本と350mlのレモンサワーを飲み干したくらいで食べ物もなくなり、お風呂に入った。

突然、本当にこんな結果でよかったのだろうかとう気持ちがわいてくる。本当はランニングにいけたのではないか。もしかしたら、寝不足のせいでなんとなく体も重く、判断力が鈍っていたのかもしれないと気がしてくる。

いけたはずのランニングに行かずお酒を飲んだのは、寝不足のせいだな。今もかなり眠い状態で日記を書いている。今夜は早く寝よう。

【今日の一節】

吠えるのは犬の本能なのに。そうやって人に迷惑をかけるからと制御された犬は、自分が本当に犬なのかわからなかくなってしまうのに。案のおじさんが手提げから取り出したちんけなビスケットをもらうために犬は犬であることをあっさりやめてしまった。でも、そのいとも簡単にコントロールされてしまう感じ、とてもいいですね。私も大きな何かにもっとはっきりコントロールされたい。もっとはっきり制御されたい。

本谷有希子「垢、澱、デュアルショック」『文藝2024冬季号』:P273

11月1日(金)

久しぶりに会社の飲み会があった。

2次会は自分を含めて3人。社長に連れられるがまま、貸切のサウナに行くことに。

久しぶりのサウナ。
2ラウンド目に入ったタイミングで、バスタブとととのい椅子が置かれたスペースにプロジェクターがあるということで、自分のYouTubeを流すことに。

小浜島に行った回の動画を、ととのい椅子に体を預けぼーっと眺めた夜だった。

ととのい中

また来年も沖縄行くために仕事頑張るか。


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aki
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