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韓国を好きになるまでの軌跡
「韓国が好き」って話をすると、なんで?どこが好き?ってよく聞かれる。
確かに、今では年に何回も旅行に行くくらいハマってる。
でも、最初からこうだったわけじゃない。
そもそも、なんで韓国が好きなのかと言うと
もちろん音楽や食べ物、人柄や文化(ほぼ全部)が大好きってのもあるけど、もうひとつ大きな理由があります。
それは
「自分に朝鮮人の血が流れていると知った」
から。
この話をする前に、まず「朝鮮人」って何?ってとこからお話します。
昔、日本の植民地だった朝鮮半島は、戦後に南北に分かれ「南は韓国」「北は北朝鮮」になりました。
そして、その時代に日本に渡ってきた朝鮮人たちがいて、自分のおばあちゃんもその人たちから産まれたひとりだった。
おばあちゃんの両親、つまりひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんは朝鮮の人で、日本に移り住んだらしい。
でも、その話を自分が知ったのは、実は高校生のとき。
「うち、朝鮮の血入ってるんやで」って、父から聞いたときの衝撃はすさまじかった。
え、初耳すぎる。
純ジャパニーズだと思ってたから衝撃ですよね
思い返せば小学生の頃
友達の親からは「韓流スターみたいやねー」
と言われ
「なに言ってんだ?」と思ってた。笑
なんで今まで知らなかった? って思ったら
おばあちゃん、ずっと内緒にしてたらしい。
理由はシンプルで
昔の日本では朝鮮人のことを「チョンコ」って
差別用語で呼び、虐められることが多かったから。
おばあちゃんは自分の息子(つまり父)にはその話をしなかったけど、父の姉には伝えていたらしい。
その姉が近所の人たちから「チョンコ」と言われてたのを知ったのは中学のとき。
親戚は私の家の近所に住んでいました。
そしてその隣に住んでたのは自分の同級生。
その同級生がなんと、チョンコと言っていたんです。
まぁ最初チョンコの意味なんてわかってなかったから、事の重大さを知らない自分は
? ? ?状態だった。笑
叔母さんの家の隣に住んでた同級生家族は、朝鮮人のことを知っていて、チョンコって言ってたんですね。
たぶん叔母さんが子供の頃に口を滑らせたのがじわじわ広がってたのかもしれない
叔母さんから「言うのやめさせてほしい」とお願いされ、直ちに「親戚だから言うのやめてほしい」と伝えたら止まった。
当時中学生。
なんのこっちゃ?って感じでしたよね。笑
高校生になってから、自分が朝鮮の血を持ってると知ったはいいけれど、そこまで深く考えなかった。
20才越えてからの10年も、ダンスに夢中だったから、特に行動に移すこともなかった。
全く興味が無かった。といえばいいのかな、、、
「韓国」よりも「ダンス」にフォーカスした20代でしたし。
洋楽ばかり聴いてました。笑
K-POPなど音楽カルチャー自体には中学の頃から触れてはいた。
東方神起やBoAは日本のkpopブーム火付け役でしたよね
少女時代やKARA、Shineeや東方神起などの黄金期が到来した2010年代
朝鮮の血が入ってると知ってからの父は
突然KARAにドハマリ。笑
アルバムを(半強制的に)借してもらって聴いたり
東方神起や少女時代などアーティストが数多く出る合同コン「KPOPフェスティバル」を観に
大阪から東京まで
車で連れていってもらったこともあった。
なお父はチケット2枚を私と妹に渡し
「車で待機」
大好きなKARAを観るよりも
子供を優先してくれた父はただのアッシーと化していた
その節は本当にありがとう。楽しかったです。笑
それからというもの
20代に入ってからはダンス一本
自然とK-POP熱も薄れていった。
そんな自分が、また韓国を好きになったきっかけ。
それは……またの機会に