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240928.SAT〜241004.FRI|来るもの拒まずは
今月末はAWA創業9年目にして初めて退職手続きを経験した。退職の相談は早くから受けていたから、AWAの卒業を考えるようになった背景を話してもらったり、退職後のビジョンを聞いてそれに合いそうな仕事を割り当てたりする事ができたのは本当に良かった。それらが本人の今後のキャリアに役立つと良いなと思う一方で、僕としては引き継ぎをする時間が取れて正直助かったのも本音だ。
ありがたい事に新規プロジェクトの相談もいくつか来ているので、仲間はこれからも増やしていきたい。とはいえ何でもかんでも受け入れていたらよく分からない事務所になってしまうから、僕たちのカルチャーやフィロソフィーに馴染むかをよく考えてスタッフの採用やプロジェクトの受託をしなければ。その意味でも、今年リブランディングに取り組んでいるのはちょうど良い時期だったと思う。ローンチが待ち遠しい(絶賛シコシコ制作中)。
architecturephotoに、REDO JIMBOCHO/神田神保町武田ビル再生が掲載された。雑誌では発表のタイミングも載せた写真も、完成直後だった。それに対して今回は1年以上経って、実際に使われている姿が伝わるような内容にしてみた。紙/web以外にもメディアごとで発表の仕方を変えてみている。
36回目の現場定例になるAビルは施工状況の進捗について現場から報告を受けつつ、外壁の既存/新規の細かい取り合いを現地で検討したり、屋内の仕上げを検討するなど。一部で排煙がらみのややこしい宿題が残ってしまったので、渋谷に帰社して法令集を読みながら検討。
隣地の新築工事が始まっているから、隣地オーナーと土地境を合意できているか、念のため確認を促すよう担当スタッフに指示。
加えて、店舗内装の設計作業について増額の相談をしていた事について、クライアントから返信があった旨の報告が。それでこちらも了承する事にする。想定を大幅に超える人工がかかったけれどこちらの提示額がそのままOKとはならなくて、赤字の増額にしかならないけれど仕方がない。プロジェクトを進める内に「これもやってみると良いかも?」となるんだけど、その場でコストも考えないといけないなぁ。
Lビルはあるメーカーが予定していた納期を守れない事が発覚。現場からは先週の内に報告を受けていたのだけれど、26回目となる今週の定例は担当課長と技術部隊が謝罪と説明に来た。原因は単純な社内の報連相ミス。元請の施工会社には工程の検討を依頼したけれど、もし引渡が遅延すると補償の話になってしまうだろう。元請はそれを分かっているから多少無理をしてでも引渡を遅らせまいと努力するだろうけれど、頑張り過ぎて自分たちの首を絞めないようにして欲しいな、と余計な心配をしてしまう。他社の責任で工期が遅れても、「自社の努力で間に合わせる」と約束してしまえば遅れた時の責任は自社が持つことになるのだから。
Iビルはある補強アイデアを思いついて、週末にスケッチ。週明けにスタッフが構造家に送ってくれたけれど忙しいみたいで返信なし…。金曜に少し電話が出来て何とか可能性がありそうという返事。もうちょっと詰めてみよう。