241113.SAT〜241122.FRI|JIA優秀建築選‼︎
今週末は、待ちに待ったJIA優秀建築選入選の公開である。今年は色々と受賞が重なったけれど、正直いちばん嬉しいのがこれ。やはり建築家による建築作品の表彰は基本だからね。JIAからは、公式ウェブサイトで公開されるまでは公開を控えるようにアナウンスされていて、事務局とスタッフがやりとりしているのを見ていた感じでは「年末年始ぐらいかなと予想してたから年内にPRの準備しとけばいいですね〜」なんて言っていた。だから公式ウェブサイトで発表された知らせが届いてから、慌ててスタッフにプレス資料を作っての発表になった。クライアントに公開の報告をしてSNSで告知。
もう一つの山はAビルの検査だ。検査は毎回緊張するけれど、特に今回は令8区画でスプリンクラーの免除を受けているから消防検査はいつも以上に緊張して臨む。幸い指摘は細かい所に止まり、後日写真報告をする事で検査は終了。ほっとしたのも束の間、今度はクライアントの検査である。一緒に建物全体を回ってチェックしてもらい、残工事を確認やら工事金額の増減を確認してしっかり完了。
同じ日に、REDOJIMBOCHOにてあるメディアのインタビューを受ける。再生に力を入れて入れるようになった経緯や新築と違った再生ならではの面白さなど、ライターさんが用意してきてくれた質問に答える形だった。どんな仕上がりになるだろう。
Sビルは、外装についてクライアントからコメントをもらう。出だしはいかにも装飾的な外装になってしまいそうで危惧したけれど、最後まで話を聞いて翻訳してみると、むしろ建築的なテーマに結びついたので内心バンザイ。僕としては「ここでそのテーマか!」という思いがけない選択に興奮しているのだけれど、クライアントのコメントを引き出したきっかけが最初にぼくたちが持って行った模型だったそう。模型の力ってすごい。
Lビルは33回目の現場定例。ややこしい区画の処理について現場を見ながらあれこれ考える。スタッフが記録してくれている保留事項訳30個を片端から決めていく。
他にはコラムの原稿を編集者に送ったり、谷中の新規プロジェクトでクライアントと打ち合わせて現地を丸一日かけて調査したり、税理士と打ち合わせて先月時点での今期の経営成績の見通しを確認したり、新事務所の契約書を顧問税理士に相談したり。