久々の百貨店
久しぶりに近鉄百貨店に行ったら売り場が大幅に変わっていて、素敵なお店があった。
・みなとのてんらんかい 奈良店
リバティプリントのファブリックを使ったウエアを国内で丁寧に縫製しているそう。
バッグや雑貨もあった。
小さな区画にクリスマスのディスプレイが満載で、鮮やかな柄・柄・柄!
ザ・イギリス!英国!
周りのお店がわりと落ち着いた色合いでそっけない内装の所が多いので、そこだけ天国ですか?ってくらい幸せそうなイギリスのクリスマスのお部屋みたいだった。
私は昔から鮮やかな色の柄が好きで、花鳥画からダマスクとかペイズリー、幾何学模様などなんでも好き。
ウィリアムモリスだとやっぱりいちご泥棒がいい。
今はちょっとファッション体力(?)が低下気味なので、柄物を着る元気があまり出ない日が多いけど、見るとやっぱり「ああ~、好き❤」となる。
このお店の商品はリバティプリントメインなのでコットン素材が多い。
私は洋服の素材としてハリのあるコットンは苦手だ。
体型的にも粗が隠せないし、アイロンが面倒、劣化・色褪せが悲しいのもある。
そしてリバティプリントを使った商品やコーディネートって、ちょっとほっこりする傾向があると思ってて、柄としては好きだけどほっこり系は気分でない時が多い。(ほっこり系コーデ着たい日もたまにある(^^;))
でも二人いた店員さんの一人はかなりスパイシーでカッコいいコーデだった!
ピンクベースの小さい鳥や花模様のコットンシャツを首元のボタンをいくつか開けてラフに着て、ボトムは鮮やかなグリーンのラインジャージ!
耳元にプラスチックの大きな丸三角四角のパーツがぶら下がったピアス
確か袖もまくって手首周りも盛り盛りだったような・・・(記憶が曖昧💦)
とにかく新鮮で素敵なコーデでマネしたい!と思った。
コットンシャツでも薄手だから体に沿って上半身のボリュームを強調しなさそうだし、柄が激しいのでシワはそこまで気にならないのかも?
ダマスク模様のベロアジャケットがあって、見た感じかなりコンパクトなサイズ感だったので肩幅入らないだろうなあと思ったけど(着られるけど腕が上がらないだろう感じ)かっこかわいいので試着させてもらった。
インナーのロンT1枚でなんとか入って、パターンが良いのか腕もギリ自転車乗れる程度には上がったけど、お値段がかわいくなかったのでもちろん買わず(^^;)
昔ユニクロで買った忘れられない黒ジャケットにちょっと似ていて、胸がキュンとなった。
ウール混だけど背抜きの裏地でストレッチが効いてて、タイトだけど楽に着れる。
黒のグログランテープで襟やポケットなどがふちどられていて、絶対ユニクロには見えない物だった。
タータンチェックのパンツと合わせてロックバンドのメンバーのイメージで着たり、
普通に黒のパンツと合わせてもちょっと凝ったコーデに見えて、ダンスの師匠にも「そのジャケットかわいいなぁ❤」と言われて超お気に入りだった♪
年と共にだんだん太ってきてとうとう着れなくなり、泣く泣く売りに出したけど、未だにあれを超えるコスパ・着心地・デザインのジャケットに出会っていない。確か6~7千円だったと思う。セールだったのかなぁ・・・
・セレクトショップ BYOURSSONビュアゾン ポップアップストア
前に来た時から色々変わってるなーと思いながら帽子売り場へ行こうとしたら、遠目にもなんか異様な雰囲気の一角が・・・派手、派手だぞ?!
ハイトーンボブの超オシャレなお姉さんがいるぞ!!
オシャレ過ぎて一瞬躊躇するが、ブラウンとエンジ?の縦縞模様のジャケットがかっこよくて吸い寄せられてしまう。
そーっと近づいて、一周店内を見せてもらう。
色・素材・柄のカオスなお洋服たち。かわいい!おしゃれ!!
お姉さんがそっと話しかけてくれた。うさぎのイラストのトートバッグはアーティストの作品をお姉さんがバッグにしたものなんだって。
いきなりぐいぐい商品説明したりせず、でもお洋服への愛をしっかり伝えてくれる素敵な方だった。
最初に気になったジャケットを着させてくれて、薄くて上質な生地なのがわかったけどやっぱり肩がパツパツ。そしたらお姉さんが、ジャケットの上からオーバーサイズの厚手のカーディガン(しかも鮮やかな緑!)を羽織らせた!!
なるほど中に薄いものしか着られないなら、ジャケットの上に重ねてしまえてか!
考えもしなかった上に、さらにおしゃれコーデになってて凄かった。
お姉さん自身も物凄くおしゃれで、耳回りも手もメイクも盛り盛りでそれぞれ一つずつ個性的なアイテムなのに、本当にしっくりきててかっこよかった。
そんなお姉さんでも年齢的にどうなんだって心折れそうな時もあるらしい\(◎o◎)/!
でも我が道を行かなきゃ!って。
ですよね。とても励まされたし、リアルで生で歳の近そうなお洒落さんを見るのは本当に勇気を貰える。
憧れる人を見つけた!
無難で落ち着いた田舎の百貨店の白っぽい一角で、借り物であろう什器、最終日前日で商品も減っているであろうポップアップの空間だったけど、実店舗もあると言われて思わず「お店で住みたい!」と言ってしまった。
後でいただいたショップのチラシを見るとやっぱり素敵空間で、こういうお部屋を目指せばいいんだと思った。
そしてお姉さんが私に「お洋服のテイスト、なんでも着ますよね?」と言ったことに驚いたとともに嬉しさを感じた。
たいてい店員さんは「いつもこういうテイストですか?」とか、「モードな感じがお好き?」などと聞いて下さることが多いけれど、自分はなんでも着たい。
もちろん苦手な感じや恥ずかしいと思うものも多いけど、モードもパンクも和風も民族調もドレッシーも柄オン柄もシンプルなワントーンも好きだ。
ダンスの曲や振り付けに合った服でレッスンに行きたい。
衣装によって気分を作ったり人に伝えたりしたい。
なので店員さんには「色々着ます」「今日『は』かわいい感じを探しています」などと答えるけど、毎回真面目に答えに悩んでしまいちょっと疲れる。
そこをお姉さんはすっとばして「なんでも着るでしょ?」と私の中の正解に一発で辿り着いて、ストレスなく会話が進んだことに感動しちゃった。。
・お姉さんとの会話や二つのお店を見て分かったこと。
自分はいろんな服が着たい。
服は沢山欲しい、持っていたい。(ダンスのレッスン曲やその日の気分にすぐ対応できるように)
もちろん『最高の1セット』も見つけたい。でもやっぱりあれもこれも着たい。
パンチの効いたアイテムが好きなので、組み合わせは固定化しがち。(なので必然的に数が増える)
服を「着るもの」としてではなく「物」としてかわいい!と思って買い、それを着るために他のアイテムを探してどんどん増えるし、合うアイテムを見つけられず、結局着ないことも(@_@)
どんなダサい格好でも、とんちんかんなコーデでも、ヤバ目な服でも、アイデンティティアイテムのシルクハットをかぶれば「そういうことね」と収まるような気がする(^^;)
耳元盛り盛りなの憧れる。ショートカットにしたし、やっぱりピアスの穴開けようかなぁ・・・
ようやく少しずつ、派手なコーデ着たりアクセサリー盛ったりしたいなという元気が出てきた?
でもやっぱり次の日は疲れて一日寝て過ごしてしまった(-_-;)
寝て過ごせるのは旦那サマのおかげで幸せな事ではあるけれど、お金を稼がないと服も買えないしなぁ・・・
働けるかな・・・?