人生の最終地点をどう描きますか?
絵のモデルとなったのは
はやしっぷさんのホロスコープ
だ。
今回描いたのは月蟹座+α。
月にとって蟹座はルーラーシップと言われるところだ。力が最高に強く出る。それが10室にある。
しかし、喜んでばかりもいられなかった。
彼女のホロスコープは傷だらけだったから。
占者はるなさんは
ホロをみただけで傷が深くて繊細な人なのがわかります
とはやしっぷさんのことを言っていた。
だから、ホロ読みが終わった後、ぐったりとした疲労感に見舞われたそう。二人に共通しているのは「ヨッド」。天才の相や神の手と言われる。
はるなさんは自身の記憶が蘇ったのかもしれない。共感も半端なかったのだろう。
ワタシには理解できない世界。ヨッドがないから。
うんうん、わかる、とは言えない。痛みの世界にずかずか入ってもいけない。
二人が話を詰めるのを待った。
一方で、絵の提案だけは先にはやしっぷさんにしておいた。
彼女の性格を知っているからだ。
自分が納得しないと動かない人。
「なんでもいい。浮かんだものをどんどん言おう」
「最終結果なんて求めてない。変わったっていい」
言い続けた。
「花火っぽいのがいいな。楽しくなるような絵」
「天王星がいいかな」
「食欲がわく絵がいい」
ホロ鑑定をまつ間、かなり色々な案が浮かんでは消えた。ふむふむ、ときく中、リーディングが公開になった。
はやしっぷさんははるなさんにハンマーで叩かれたようだった。
疑り深い性格。だからこそ嘘はいけない。
さすがだ、牡羊座女子はるな。
思いっきり雷を振り落とし、硬い硬い蟹の甲羅をこじ開けた。
ワタシとの絵の作成に関してはいろいろあった。
あまりにも強烈なやりとりだったため
「このコラボはおもしろすぎでした。別記事にします。よろしいかな?」
とはやしっぷさんに提案した。
彼女はワタシとのやりとりで傷ついてしまってもいた。半日凹んでしまったという。そんな風に思わなくてもいいのに、だ。
そこが普段彼女が抱えているネック…。
ダイジョウブ。ワタシは天秤の女なんだよ。
へ こ た れ な い 。
「そこ!そこが危険部位なんだ。ネタにしてやる」
彼女の罪悪感は薄れただろうか。
少しホッとしてくれたようだった。
「ワタシを道具だと思ってほしい」
と今回は伝え、はやしっぷさんの意見を80%ぐらい反映した絵を創った。
最後に行き着くところ
なんだって。
絵の詳細ははやしっぷさんが綴ってくれる。彼女の中の物語だ。
ワタシの意見は手や頭部をふわっと流れるゴールド色の風に入っている。
はやしっぷさんはアセンダントが天秤座だ。
しかし、1室に天体はないし、12室には乙女がぎゅうぎゅう。
あなたの中には風の要素が流れているんだよ、と伝えたかった。
天秤座はバランスをとるのだ。その風が彼女にも流れているのを伝えたかった。
ゴージャスでしょう?
乙女と重なると上品さが増すんだよ。天秤って。
はやしっぷさんの星ならびは山羊と乙女、蟹が強い。真面目でしっかりしている。
はるなさんは
努力できるのがはやしっぷさんの才能
と言っていた。
投げ出さないで頑張る。すごいこと。だから、彼女が決めたことは「叶う」んだよ。
この絵を描く時、《We Are the Champions》を聴いていた。
月蟹が安心して過ごせるのが彼女の幸せ。1つ1つ苦手を克服し、前に進んでいけますように。
うぃーあーざちゃんぴおん。