見出し画像

留学中のデザイナーが思う、海外で学ぶべき3つの理由

こんにちは、現在30歳のWeb/UI/UXデザイナーで、現在カナダの大学でUI/UXデザインを学んでいます。異業種から未経験でデザインの世界に飛び込み、デザイナー6年目です。現在カナダのLangara College という大学で、UI/UXデザインやデベロップメントを学んでいます。

今海外に来てすごく充実感を感じていて、いろんな人に海外挑戦してほしいなと思い海外留学のメリットを紹介していきます!


柔軟な考え方や対応力が育つ

バンクーバーに来てから、さまざまな文化や価値観に触れる機会がある。海外で生活するということは、時には日本では直面したことのないことも起こる。

  • ホームステイのご飯が合わずご飯を止めてもらい、1ヶ月サブウェイを主食で生きながらえる。シャワーの時間が厳しく5分以内にシャワーを終わらせないといけなかった。

  • 学校の課題ではMTGを欠席しても何も言わない人がいたり、何もやらない人がいたり、意見の口違いがあることもある。

  • 道端で急に叫んでくる人がいる。

  • 日本円は現在すごく弱いため、為替を気にして過ごさないといけない。

大なり小なり、日本で普通に生きていたら味合わないストレスがかかることも多い。でも、その中で解決策を見つけたり、人を受け入れたりする行為は人生をサバイブするという観点では重要である。

グループプロジェクトで意見の口違いや、フラストレーションが溜まった時、察してほしいと思うだけではなく、なるべく意見や思いは自分から伝えるようにした。ハイコンテクスト文化の日本では、人を察しないといけない場面が多々あるが、カナダだとそれだと伝わらないことが多い。こういった経験から、日本にいるときよりも自分の気持ちをストレートに言う場面が増えたし、逆に相手の意見もたくさん聞きたいと思うようになった。

異なるバックグラウンドを持つ人々との出会いや、時には理不尽な状況に直面することで、自分の考え方や価値観に柔軟性が生まれるのではないだろか。

また、最近では円安が進み為替の情報や経済について調べることが多くなった。経済について調べていくうちに、経済は地政学的な背景だったり、トレンド、各国の関係、等様々なことを知る良い機会になった。(かなり損はしているけど😭切実)

海外留学しなければ、知ろうとしなかったこと、気づけなかった価値観にたくさん出会えるのは留学ならではだろう。

新しい友達との出会い

日本にいたころは、社会人になってからは深い友達がほとんどできなかった。理由は明確ではないが、すでに皆んなコミュニティを持っているし、仕事とプライベートを分けている人も多い。実際にサークル等に参加したりもしたが、長期的に深い友人になることはなかった。だからいつも気心しれた、学生時代の友達と連絡することがほとんどであった。

日本という同じ価値基準で生きてはいても、目指す先やライフステージはバラバラだから、同じ意志や価値観を持った人を探すのは案外難しいのではないかなと思う。

海外の大学に来ると人種関係なく、何かしらの目標を持っていることが多いように思う。
移住したい、生活を変えたい、スキルをアップしたい、なにか自分を変えたい等。もちろん人それぞれ目指す先・考え方は違うけど、皆何かを変えたくてきているのではないかなと思う。皆んな海外からきているからこそ、自然と助け合うし、みんなの知っていることを共有しあう。

こういったコミュニケーションが人間関係を深くするのに役立たせるのではないだろうか。友達であり、どこか同志のような感覚で、日本で社会人をやっていた時にはあまり築くことのできなかったような友達ができる。

実際にたくさんの人からいろんなことを教わり、助けられ生活できているといっても過言ではない。そういった人がいたから、今勉強ができている気がする。

こういった関係を築くことは、これからの人生で大きな財産になるだろう。

スキルアップと収入向上

デザイナーやデベロッパーにとって、北米で学び、働くということはかなりのメリットがあると私は思う。UXデザイナーといった職種は日本が発祥の仕事ではなく、最新のITトレンド等も海外からやってくることも多い。

海外で学ぶことで、デザインの最新トレンドや技術を直接学ぶことができる。これは、スキルアップに貢献するし、単純にIT職種の収入は日本より高い傾向にある。

例えば、カナダのUI/UXデザイナー平均年収は、日本に比べて 100~200万程度も高い。(これはあくまでネットで調べた結果なので、かなり個人差がある。また、体感ではあるが物価が1.5倍くらいな気がするので、そう考えると一概にカナダの給与が高い!とも言えない)

参照:日本でのUI/UXデザイナーの給与 by indeed.com
参照: How much does a Ui ux designer make in Canada? by talent.com

もし北米で働かなかったとしても、英語✖️デザインといったスキルの掛け算ができる。これは、どこに住んでいたとしても顧客を1億人から13億人に増やせるということである。(ちょっと大袈裟だけど)
これは、様々な通貨で稼げることに繋がり、日本の経済に依存せずに生きることができる。

参照:世界の言語】使用人口と使用状況 by interbooks.co.jp

日本の人口が減っている中で、外貨を稼げる人材やスキルはこれからも需要が残り続けるのではないだろうか。

結論

留学はかなり資金がかかるけど、それをペイできるだけの経験やスキルの投資になるのではないかなと思う。

カナダは物価が高いため、日本より給与が上がったとしてもあまり生活水準は上がらないが、それでも英語✖️デザインスキルの掛け合わせはかなりのアドバンデージになるだろう。

また、海外経験を経ることで、挑戦へのハードルが下がり、多文化を受け入れる姿勢が身に付く。これらはどこの国にいても役立つ。少子化が進む日本で、多文化を受け入れるスキルというのはこれからさらに必要になってくると感じる。

散々お金や実質的なメリットの話をしたが、自分的にはたくさんの人との出会いが一番の価値だと思う。一緒に楽しい時間を過ごしたり、同じ価値観を共有できる瞬間に生きているって楽しいなと思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?