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買ったものたちをウチの子にするために、帰宅して即するある1つのこと

買い物タグを切る。

たったそれだけで、
街中で売られていた商品が、
ウチの子として、家族の一員になる。

商品についているタグは、
値札とも呼ばれることがある。
商品の名前、値段、ブランド名、服であればサイズなど、さらにいうと税別価格かどうかなども書かれたアレだ。
たまに付けっ放しのまま外すのを忘れてて、
恥をかいてしまうアレでもある(特にユニクロの洋服のサイズ情報はシールタイプなので剥がし忘れがち)

タグ、もしくは値札は、
お店の中での住所録のようなものだと思う。
タグの存在によって、お店の中で値段やものがもつ情報が結び付けられている。

お店の中でのお客さんにはそのものを自宅へ持って帰るために
必要な対価が提示される。

わたしにとってタグの存在は、
ものが、お店という大家族のお家の一員と証明するものだ。
お金を払って、その縁を譲ってもらう。
そのために対価を払って自分の家へ持ち帰る。

なので、お金を払った後のタグというものは、
なんだか気持ち悪い。
うちの子になったはずなのに、まだうちの子になってない気がする。

なので、帰宅したら真っ先にタグを全て切る。
せっかちなので、レジで「タグ切ってください」と
お願いすることもある。

タグというお店との縁を切ると、
自分との縁がつながったようでさらに愛でたくなる。

今日からうちの子だよ、
大事にするからね、
きちんと最後まで面倒みるからね

とものに誓うとこまでがタグを切る儀式である。

なんだか最近買ったのに忘れているものがあるなぁとか、
なんとなくものを愛でる生活したいなぁ、とか
たくさんのものより少数精鋭の愛するものに囲まれたいなぁ、とか
ぼんやり思ったことがある人は、

ものを買う時点でこれはすぐにタグを切って使いたいくらい魅力的なものか、
と自分に問いかけて、
YESならば対価を払い、
帰宅してすぐにタグを切るまでやってみてほしい。

100均で便利そうなグッズを見ては買って
買ったことを忘れていた阿呆の5年前のわたしもぜひやってみてほしい。



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あきめも
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