見出し画像

無理をしない事を覚えた母

1ヶ月ぶりの実家帰省。
私の体調が思わしくなかったので久しぶりになってしまいましたが、先月の母からの電話のその後が気になっていました。

記事にも書きましたが、大切な書類がどこにも見当たらない、高いところに登って作業しようとしたが転んで体を痛めたばかりか扇風機まで壊してしまった、と己の不甲斐無さにショックを受けて涙しながら電話をしてきたのです。
書類は結局あったし、心配したのは体のことと壊れた扇風機のこと。

実家の庭の花①

母は特別検査をしたわけではないけれど、多分軽い認知症気味ではないかと思っています。だからちょっと前のことは簡単に忘れます。
当然私に泣きながら電話したことは忘れていたので、母は再びその時の状況説明をしようとしました。
電話してくれたよ、聞いたよ、と伝えると「そっか」と納得した様子。
自分でも忘れっぽくなっている事を自覚しているようなので、気にした風はないかな。

実家の庭の花②

先月の高いところの作業というのは洗濯物干しのこと。
やめればいいのに、長年の習慣をなかなか変える事ができないんですね。
父が元気だった頃は全て父がやっていたのです。
私たちももう少し早くなんとかしてあげればよかったのですが、日頃一緒に生活をしていないので、気が付きにくいということも。

実家の庭の花③
父が好きで買った花

週に一度かな?家に来てくれる整体治療院の先生がいます。
とても親切な方らしく、離れて暮らす私と弟にも名刺を置いていき、何かあったら近くにいる私のところに連絡を、と言ってくれます。幸いそのようなことはまだ起きていませんが心強いですね。
あの後、その事を先生に話したら、そんな事なら、と室内用の物干しをネットで注文してくれたそう。すぐに自宅に届いて母は喜んでいました。

デイケアの施設でハマった塗り絵
上手く動かない手でも頑張って塗っています

壊れた扇風機は弟が買ってきてくれました。
そして先日リビングの壁付きの照明の電球が切れてしまった時も、弟のところに電話をしたら、たまたまお休みの日ですぐに買ってきて交換してくれたそう。
その照明も少し高いところにあるので、自分でやるのはやめた、と。
無理はしない。
人に頼ってみる。
そんな事を覚えたようです。

玄関に掛かっている帽子
亡き父と母の帽子が並んでいるのが微笑ましい

私は母よりも更に輪をかけて甘え下手。
将来の自分をちょっと考えたりしました。
無理をしないで甘えてみる。
これが出来たら、だいぶ心が軽くなるのかもしれないなぁ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?