TRPGに参加しようか迷っている方へ
はじめまして。🍂あきと申します。
今回は一言で言うと、「TRPGに興味があるけど、中々踏み出せないよ~!」って方の背中を押せたらいいなっていう記事です。
迷いの種は人それぞれ違うと思うのですが、大まかには以下のいずれかに区分されるのではないでしょうか。
TRPGという単語自体マイナーであまり馴染みがない
周りにやっているが人いない
知らない人と喋るの怖い
ルール覚えるの難しそう
演じるの難しそう
本当に楽しめるか確証がない
私自身はクトゥルフ神話TRPGしか経験が無いのですが、他のシステムにおいても悩みの種ってある程度共通だと思うので、今回はそうした悩み・不安を幾分か解消した上で、TRPGの世界に飛び込む勇気を持っていただければという思いで執筆しております。
TRPGって何?
A.会話とサイコロで遊ぶRPGです!
参加者は一人、自分の分身となるキャラを用意して、そのキャラで物語の登場人物(主人公)を演じます。物語の進行はゲームマスターが口頭で行います。
⤵︎ ︎例
GM「○○さん(PLの分身)は目が覚めると見知らぬ部屋にいました。部屋には窓と扉、それからベッドがあります。扉には鍵がかかっていました。」
PL「え?じゃあ取り敢えず扉を素手で破壊します」
GM「いやあんたのキャラ何者だよwww」
何が楽しいの?
A.人によって答えは違うと思います。が、概ね以下のどれかでしょう。
友達とわいわい喋れる
作ったキャラを好きに演じれる
探索しながら恐ろしいシナリオの謎を解く(作品による)
笑って泣けるストーリー展開(作品による)
サイコロの出目に一喜一憂
知らない人と遊ぶの怖い…
みんなそうです!
すごく分かります…どうしても気を遣っちゃいますよね。でも安心してください。最初は誰もがその気持ちを経験しています。その気持ち、持ったままでも大丈夫です。周りの人もゲームマスターも必ずあなたのことを助けてくれますよ。
楽しめるか不安
A.まずはやってみましょう!
初めてのことって緊張しますよね。ルールは覚えられる?みんなと打ち解けられる?そこまで頑張っても楽しくなかったらどうしよう…
そんな不安ありますよね。私も初めてのジャンルのゲームや、新しいスポーツを始める時なんかはいつもそうです。
でもやってみると、意外と楽しいことってあるものです。知らない界隈には知らない文化がある。知らない雰囲気がある。
逆にゲーム1回遊んだくらいで人生を狂わされることなんてそう滅多なことじゃないです。知らないのが怖いのは当たり前だし、初めてを恥じる必要も無い。変化を恐れすぎることは無いんです。
自分に合ってるかどうかは、やってみるまで分からない。それを確かめに行く行為は、どんなジャンルであっても何もおかしいことじゃないんですよ。ギャンブルのように、知らない方がいい世界もある
TRPGは準備やプレイに時間がかかる分知名度が低いだけで、人狼やトランプのようなれっきとした”誰でも遊べるアナログゲーム”なんです。
(TRPGという概念自体はUNOや人狼より少し前からあったそうです)
演じるコツは?
A.無理に全部演じすぎないことです!
そりゃー全部完璧に演じれたらカッコイイですよ。戦闘の場面で決めゼリフ言ったりとかね。けど、TRPGでの演じ方はセリフじゃないんです。
例えば、ご飯食べる時に「私のキャラはガツガツ食いついてます」と宣言すれば、そのキャラはすごく食べるのに飢えてたことが伝わるじゃないですか。あなたがそのキャラをどんな風に動かしたいか、それをみんなで共有出来ればいい。だからその宣言をする時にプレイヤー本人がどんな口調してるかは関係ないんです。
無理を言って村長の深い慈悲により目当てのアイテムを譲ってもらえる場面で、プレイヤー本人が悪い笑みを浮かべながら「なんてお礼を申し上げれば良いのやら…ふっwwww」とキャラにお礼の言葉を言わせたっていい訳です。(周りのプレイヤーには突っ込まれるかもしれませんがw)
皆さんにお伝えしたいこと
目標は楽しむこと!
どうせやるなら、上手く打ち解けたい。上手く演じたい。HappyEndを迎えたい。そう思いますよね。みんなそうだと思います。
でも、全部が全部完璧じゃなくていいんですよ。いや寧ろ完璧なんて存在しない。どんなに上手くプレイを進めたとしてもサイコロ一つで台無しになることだってあるんですから。(結末に直結するサイコロは稀ですけどね)
どんなに不器用だって構いません。多少恥ずかしがりながらでもいいので、勇気を出して「これやりたい」って言ってみてください。そうして初めてあなたの作ったキャラが彩られていく、参加者の思い出になっていく。それがTRPGの参加者全員に共通する楽しさです。
自らの作り出す、自分とは別人の人生を体験し、最後にあなたは何を想うか。それはあなたにしか分からない。TRPGならではの体験をどうかお楽しみいただければと思います。