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猫たちが暮らす町 7

コトルではよく猫と出会った。旧市街の中でも猫たちによく出会った。

(過去の記事5でも猫については少し触れています)

旅先での猫と言えばトルコを思い出す。トルコは猫天国だった。どの町に行っても猫だらけだった。そして出会った猫たちはとても人懐こくて人間大好き!って感じで人間に近寄ってきてスリスリしてくる猫が多かった。勝手に膝の上に座ってきてスヤスヤ寝てしまう仔猫もいたほど。(かわいすぎて起こせなくてトイレを我慢してしまう程)

コトルの猫はトルコほど人懐こい感じではなかったけど、人を怖がったり嫌がったりするわけではない。かといってスリスリとしてくる感じでもないし、どちらかというと自由気ままに生きているという印象を持った。「猫らしい」といった感じの印象を受けた。ここコトルは猫たちが自由気ままに暮らして生きることが出来る町なのだろう。

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コトルの旧市街のベンチは猫様用のようで、猫たちが座っていた。「ベンチは座るもの」ということを猫たちはちゃんと知っているのね。

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旧市街の広場のようなところだったと思うけど、猫がぽつんといたり。何か、誰かを待っているのだろうか?それともボーっと人々が行き交うのを見つめているだけなのだろうか。少し仙人感ある。

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近づいてみた。逃げるわけでもないけど近寄ってくるわけでもない。銅像かな?と思うくらい動かない。マイペースさんですね。

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そして歩いていたらこんな場所があった。
猫たち用に屋根がついた小屋が何個も連なっている場所。 
猫たち専用の家である。

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エサや水が置かれていたりして、町ぐるみで世話をしているようだ。小屋の中でスヤスヤ寝ている猫もいた。この周りには猫たちがたくさんいた。ここは街中から少し離れた場所とかではなく、世界遺産の旧市街の中。世界遺産の中に住んでいる猫たちと、その猫たちを保護する人々。

日本では恐ろしいことに殺処分があるだけに、日本以外の国でこういった光景を見ると色々と考えさせられる。トルコもそうだしここモンテネグロもそうだけど猫がいることによって、観光客を呼び寄せているような部分も少なからずあるしそれを商売にしているようなところもある。というのも猫グッズがたくさん売られている店もイスタンブールやここコトルでも見かけた。猫たちは人(観光客)を招く招き猫のような存在なのかもしれない。

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小屋の上にも猫、猫、猫。

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そしてまたベンチにも猫。ベンチって猫にとっては座り心地はいいとは思えないんだけど、実際はどうなんだろうか?
そんなことを考えながらのコトル街歩き。

コトルの旧市街は猫好きにとっては観光も楽しみながら猫との出会いも楽しめる町かもしれない。

つづく



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