Photo by ggoomm 「手のなかの火」【詩】 22 桑島明大 2024年6月4日 07:00 あの子は手のなかに火をもっていただからにぎりしめたとたんぼくの心は燃えたのさそれからぼくは本を読むのをやめたそして空を眺める男になったそれからぼくはたとえばアルバイトの休憩時間にSNSをみることをやめたそこにはくだらない話しか載ってないことに気がついたよみんなスマホの液晶の上で手のなかの火を消してしまったのだろうかぼくにはきみの温度があったきみがこの手に残していった火のあたたかさが大人になってもぼくを離さない ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #言葉 22