伊豆文学賞の優秀賞を受賞しました。
このたび、私の書いた『ぐるぐる』という掌編小説が、第25回伊豆文学賞の優秀賞をいただきました。
掌編部門ということで、『ぐるぐる』は原稿用紙7枚に満たない小品です。伊豆の海を舞台に、心の傷をかかえた兄妹の小旅行を描いています。
昨年の春、伊豆へ旅行をした際に着想を得、夏に脱稿しました。短いお話ですが、構想を練る段階から完成に至るまで、それなりに長い時間を要した作品なので、高い評価をいただけたことをとても嬉しく思っています。
『ぐるぐる』が収録された作品集が出版されました。本の主役はやはり最優秀賞をとった高部務さんの長編『海豚』です。入賞した長編四作品にはまだ目を通せていませんが、掌編部門の五作をふくめ、どの小説も優れた作品に間違いありません。
作品集はAmazonで売られていますので、ご興味のある方はぜひお買い求めください。どの作品からもそれぞれの作家さんたちの独自の視点や思いの強さを感じられる、充実したアンソロジーです。
『ぐるぐる』の感想もいただけましたら、嬉しいです。
最後に、この場をお借りして、お世話になった文学賞の関係者の方々にお礼を申し上げます。そして審査員の先生方、校正の際に一言一句におよぶ私の「こだわり」という名の「わがまま」を聞いてくださった羽衣出版の編集者の方に、感謝と敬意を表します。
これからも世のため人のため……に、なるかどうかはわかりませんが(いや、なることを信じて)、真摯に文学と向き合ってゆきたいです。
追伸
noteで出会い、いつも私の作品を気にかけてくださっている読者の方々の存在が、私の日々の創作の支えです!
普段は感謝を伝えられる機会もなく、勝手気ままに詩を詠んだり、だらだらと長い文章を投稿したりしてばかりですので、読者の皆さまには、この際にお礼を申し上げたいです。
読者の皆さま、いつも本当にありがとうございます!これからもどうぞ私の作品をよろしくお願い申し上げます!