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保守する私の進み方

セカイ系のアニメの中には、よく「職業」とか「加護」とかで、その人の属性を教えてくれる場面がある。「勇者」だったり「賢者」だったり。あるいは、「ガーディアン」だったり、「クルセイダー」だったり…。
わたしがそのセカイに現れたら、役職はたぶん「保守」だと思う。

ほ‐しゅ【保守】
〘名〙
①(━する) 正常な状態などを保ち、それが損じないようにすること。ほうしゅ。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕
*西国立志編(1870−71)〈中村正直訳〉一〇
「人の品行を保守し、人倫相ひ交るの平安を保護する」
〔戦国策−斉策・襄王〕
②旧来の習慣、制度、組織、方法などを重んじ、それを保存しようとすること。また、その立場。ほうしゅ。↔革新。
*湛山回想(1951)〈石橋湛山〉占領下の政界に
「あくまで、かような保守連立に進む決心をいだいたら」

精選版 日本国語大辞典

前置き1 訳語としての「保守」

自分って保守だな〜とつくづく思って、じゃあ、保守をまず調べてみようと思ったら、びっくりした。明治時代に訳語として入ってきたのが最初。「うそ!?絶対江戸時代にもあるよ」と思ったけど、そのへんのはGoogleだけでは出てこなかった。ちなみに「conservative」の訳語。
じゃあ、その語源は?

英語 conserve(保存する)+-ive(~の)⇒ con-(強調)+servo(保つ)⇒ ser-(見守る)が語源。「保守的な」がこの単語のコアの語源。observe(遵守する)と同じ語源をもつ。

https://gogen-ejd.info/conservative/

ふむふむ。ちなみに、世界的に見ると、フランス革命への批判的な文脈で使われたのが最初みたい。そっか、つまり「革新」とか「革命」とかへの対立概念ってところがあるんだろうね。(例によって、考えながら書いてます。)

前置き2 一口に保守と言っても…

いろいろありすぎる。これは、もうちょっと調査が必要な感じ。例えば、アメリカにおける保守は古典的自由主義だし、宗教においても、保守主義はあるものね…。まだまだ勉強不足という逃げ道を用意して始めましょう…。

私にとっての保守

うまく表現できないんだけれども、
「未来をこうするために、今、こうしましょう!!」
というところに違和感があって、
たぶん「未来を良くしたい」ってところは一緒だけれども、
「今、こうしていれば、未来はきっとよくなる」っていうのが自分のスタンス。「今、このとき」もしくは「ほんのちょっと先」をイメージして、そっから

ディズレーリの「維持せんがために改革する」って言葉があるけれど、やっぱり自分がしたい改革って、今あるものをもっと磨いて、新しい世界をつくっていくそういうものなんだよなぁ。小さな変化を怖がらず、それを大胆につないでいく。そんな改革。

なので、わたしは明日からも保守!

「わたしはパソコンの保守ばかりしているわけじゃないんじゃー」って叫びたくなるときもあるけれども、それでみんなが前にすすめるなら、まあいいか…って思えるようにはなってきた。うん、順調順調。

トヨタの豊田章男社長が「いい車をつくりましょう!」をみなに伝え続けているように、「いい◎◎をつくりましょう!」を言い続けていきたいし、つくりつづけていきたいなぁ。

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