下の階が気にならない、室内の運動遊び
こんにちは。
今日は室内遊びについてです。
偶然お話しした2児のお母さんのお悩み。
外で遊べないから、なかなか寝てくれない。
部屋の中で体を動かして遊ぶのは、下の階の人が気になる。
室内で体力を使うには、どんな遊びがいいの?
お話を聞いて、改めて考えてみました。
室内遊びのネタはいくつかあるものの、基本的に保育園での遊びですから、下の階への配慮はないんですね。
全力で踊るとか、体を使ってジャンケンするとか、アパートやマンションでやったら下の階の人の迷惑だろうな、という遊びばかり。
体力を使うことは間違いないんですが、勧められない。
そんな中ではありますが、なんとか、これならいけるかも!という遊びをあげてみます。
トンネル遊び
椅子でも、テーブルでも、段ボールでも、なんでもかんでもトンネルにしてしまおう!という遊び。
なぜトンネルかというと、体力を使う体勢で動くためです。
トンネルの中では、這ったり、中腰になったりしないと進めません。どの動きも、普通に歩くより体力を使います。
這う、という動き、手、腕も使いますし、お腹にも力が入ります。簡単なように見えますが、大人がやっても辛いんですよ。一緒に遊ぶとちょっとしたエクササイズになるかも。
できるだけトンネルを長くすることで、動くエリアが広がり、運動量を上げることができます。秘密基地にもなるので、そこで『ごっこ遊び』をしてもいいですね。
バスタオルやシーツを使ってトンネルを作ることもできますし、簡易テントにもなりますよ。
注意点としては、腕の力が弱いと、勢いが良すぎてつんのめることがあります。
顔を床に打ち付けることになるので、追いかけたり、焦らせたりするのは止めましょう。
お尻で追いかけっこ
走らず、歩かず、お尻を床につけたままの追いかけっこです。
これも結構辛いです。(実体験)
シンプルな遊びなので、複雑なルールが難しい年齢のお子さんでも遊べます。
ですが、小さなお子さんほど、夢中になると周囲が見えなくなります。
障害物には十分に注意してください。
壁ですら見えなくなって、正面から突っ込みます。
マットを敷いているご家庭だと、滑らないので、お尻をつけて進むのは難しいと思います。
その場合、『しゃがんで追いかけっこ』『だんごむし追いかけっこ』など、別バージョンはいかがでしょう。
追いかけっこではなく、かけっこのように、「よーい、どん!」で一緒にゴールを目指す形でも遊べます。
くれぐれも、障害物には注意してください。
大人の体をアスレチックにする
よじ登る、ぶら下がる、逆立ちをする。
お子さんの年齢と、大人の体力によってできることが変わってきますが、これも全身を使って遊ぶことができます。
『たかいたかい』といった遊びとは少し違います。
基本的に、大人は支えたり、腕を持ったりするだけです。
動きのメインは子どもです。
「ここ、登ってごらんよ」
「支えてあげるから、やってごらん」
といったきっかけ作りは必要ですが、大人の動きはできるだけ少なくなるようにしてくださいね。
ただ、支えるときは、子どもは勝手に手を離すものという気持ちでいてください。
大人なら絶対に手を離さない場面でも、手を離すのが子どもです。
普段やらない恰好で動く、ということを意識して遊ぶだけで、運動量は上がります。体力と一緒に筋力もつくので、お子さんのバランスのいい成長のためにも、日々の生活の中に、いろいろな恰好での動きを取り入れることをお勧めします。
動画で、子どもが好きな体操をアップしている方もいらっしゃると思うので、できそうなものを探してみてもいいかもしれません。
ラジオ体操も、実は運動量が高いのでお勧めです。