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シン・ゴジラと男の子

先日、アマゾンプライムにあった「シン・ゴジラ」を観た。
私は怖がりで、怪獣とか恐竜とか戦いとか戦争とか喧嘩とか妖怪とか…
基本的に、全部ニガテ。迫ってくるもの全部ダメ。
だから、ハリーポッターもゲゲゲの鬼太郎も、新興宗教のドキュメンタリーとか世界仰天ニュースまで、観れないものが多い。超怖がり。

ゴジラなんて、これっぽっちも興味なかったから、話題になった当時も、何も見向きもしなかったけど、あまりに評判だった記憶があるので、観た。
感想を一言でいうと、私はこの映画は向いてない。

男の子が好きな作品なんだろうなあと思った。私戦いとか興味ないから、私にとってシン・ゴジラは、何が面白いのかわからなかった。二時間くらいあるけど(つまらなくて、途中すっ飛ばしたけど)「ゴジラが東京来て、政治家慌てて、皆で戦った話だ」った。

政治劇らしいんだけど、それもわかるけど、私には面白さがわからなくて、
すごい男性脳と女性脳の違いだなあと思った。男の子は、支配欲が先天的にある。
何かと集めたがるし(ポケモンとか遊戯王とかその他諸々ゲーム等で)
電車とか昆虫恐竜とか覚えるのはやいし(これも支配欲と関係がある)
世界を冒険したがって(ワンピースなど)敵と戦うのが大好き。

一方、女の子はセーラームーンから始まる、ドレミちゃん、プリキュアなど
戦う現代女子のアニメは存在はするけど、敵と戦うというよりかは、アイドル的な衣装に、魔法やらなんやらで、基本的に可愛がられたいのが主な欲だと思う。
セーラームーンの衣装もアイドルと同じようなドレスだし、そこに支配欲は感じられない。むしろ、アイドルがよく制服を着るように、「か弱い」ものを演じている方がどちらかと言うと多い。(OLスーツのアイドルとか見たことない。)

私も、仕事でナメられるのはご免だけど、基本的には可愛がられたい女性脳の人間なので、支配欲を描くゴジラや少年漫画は、なかなか突き刺さらない。
個人差の方が大きいのは確かだけど、性差って結構ある。

ちなみに、シン・ゴジラは、ゴジラも進化前のゴジラも気持ち悪いし、石原さとみの英語はウザいし笑、なかなかコメントし難いけど、あれだけのエキストラ使うのは規模がとにかく凄いし、CGと特殊効果みたいなのがたくさん使われていて、「この絵、どうやって作ってるんだろう?」と感じるシーンがたくさんあった。
これは、ゴジラとかスターウォーズとかの魅力だと思う。

幼少期に、弟と仮面ライダーやレンジャーものを観たり、恐竜博に一緒に行ったりした時に、全然面白くない私の隣で目を輝かせている弟を見て、「私とは違う人間だなあ」と、その当時から思っていたけど、これは幼少期だけではなくて、年齢問わずずっと男の子と女の子のまんまなんだなあと思う。
現に、30代の彼氏は、ポケモンもワンピースも銀河英雄伝説も好きだ。
共感できることも、共感できないことも、世の中にはたくさん転がっているから面白い。

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