【2024/8/10 日記】関連性のない感情のダイナマイト

 8月10日。今日の業務を終え、家路に向けて私は列車に揺られる。“ぼんくら”とやらの失敗に対する僕・皆のいらつきとその感情の対処への迷い、未熟な自分に寄り添い手を差し伸ばしてくれた優しさとそれで満ちる愛、疲労に屈し怠慢を犯した自分への不甲斐なさ。こんな感情らが約3時間の間に私の頭の中で発生していた。これらは互いに独立しており、一過性のものだった。まあ業務は大変なもんで、感情など序ノ口、食欲・性欲・睡眠欲までもが忘れられてしまいそうなくらい。いざ歩みを進めると、これら独立していた一過性であった3つの感情が相互に絡み始めた。僕は急激に感傷的になっっていった。そんな中、隣の女学生達は「キュアラブリー可愛いよね」とか「キュアニャミーのグッズ欲しかったわ」とお喋りをする。これがいけなかった。思想が交錯している中で、自分が好きな話をされ、息が止まるような興奮、目から鱗が落ちたかのような醒め方をした。だが、私が彼らの話に水を差すのは憚られると思い、興奮を抑えながら電車の開扉ボタンを押して電車を降りた。駐輪場で自転車を取り、ペダルをゆっくり踏み、私は漕ぎ出した。

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