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ノベルゲームをまた書いてみたい

ふとノベルゲームにもまた挑戦してみたくなりました。

■秋月とノベルゲーの関係

ノベルゲーとはテキスト形式のゲームです。

魔法使いの夜 TYPE-MOON

以上のように小説とイラストが一致しているものもあれば、

まいてつ

こんな風にソシャゲのようにテキストウィンドウがあるものもあります。

秋月もノベルゲーム自体は別名義で何作品か経験があります。

コンシューマとしてはPS2が最後になります。

ソシャゲもノベルゲームみたいなものですが、個人的にはパッケージとしてのノベルゲームを書いてみたいんですよね。

ギャルゲーみたいな選択肢のノベルゲーも経験があるし、オホーツクに消ゆみたいな昔ながらのコマンド式のADVも執筆経験あるのです(別名義で)。

1作品で100万字執筆したこともあります。

ノベルゲームはとにかく分量が多いし、フラグや分岐もあり、イベントCGに合わせてストーリーも制作しなければいけないので大変なんですけど、ソシャゲとは違って最後までストーリーを書けるところがよいし、一作品として完結できる所がよいです。

■ノベルゲー隆盛の時代があった

有名な『fate/stay night』も元々はノベルゲーでしたし、昔はノベルゲーの名作が数多くあり、美少女ゲームのシナリオライターさんの数多くが現在もさまざまな場所で活躍されていますね。

・『Fate』シリーズ生みの親の奈須きのこさん
・『Fate/ZERO』などの虚淵玄さん
・『ようこそ実力至上主義の教室へ』の衣笠彰梧さん
・『ATRI』の紺野アスタさん
・『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07さん

などなど有名なシナリオライターさんをたくさん輩出しました。
特に『fate/stay night』は、1万本でヒットと呼ばれた成人向け美少女ゲームの中でも、10万本以上の売り上げを誇り、現在でもリメイクされています。

ただ、ソシャゲの台頭やその他にも娯楽があふれるようになって、ノベルゲーは昔に比べると、斜陽になってきています。

■ノベルゲーでしかできない演出

ですが、ノベルゲーだからこその面白さもあるわけです。

一番有名なところでは分岐ですね。

主人公が決断したことにより、まるでゲームブックのように、物語が分岐していき、主人公が別々の人生を歩んでいきます。

『fate/stay night』はセイバールート・凜ルート・桜ルートの3種類を中心として様々に分岐して、主人公の衛宮士郎が迎える結末も変わります。

この3種類の結末もまたそれぞれ映像化されましたよね。

fate/stay night

■個人的に一番影響を受けたのは『EVE burst error』

個人的に一番影響を受けたのは、『EVE burst error』です。
故菅野洋之(剣乃ゆきひろ)さんの不朽の名作であり、何度もリメイクされてきました。

EVE burst error

『マルチサイトシステム』という「二人の主人公を交互の操作することによって、別々だと思われていた事件がやがてひとつに結びついていき、事件全体の全貌が初めてわかる」という当時は画期的なシステムでした。

これは小説や映画、マンガではなかなかできない表現です。

私も生前の菅野洋之さんにお目にかかったことがありますが、本当にゲーム愛にあふれる方でした。

他にも『探偵紳士』『ミステリート』『この世の果てで恋を唄うYU-NO』(アニメ化)『DESIRE』など90年代当時のオタクに衝撃を与えるアドベンチャーゲームを数多く手がけました。

驚くべきことに、菅野洋之さんはシナリオだけではなく、ゲームデザインもふくめて制作されました。

43歳という若さで亡くなってしまったことが今でも悔やまれます。

■ソシャゲは基本一本道

ソシャゲは立ち絵やシナリオなどノベルゲーに近いとはいえ、基本的に一本道のシナリオになり、ストーリーも結末まではなかなか描けないし、さらにはパッケージとして残らないので(近年オフライン化のゲームも増えてきましたが)、パッケージのノベルゲーをまたやりたいですね。

■まとめ

今の時代はノベルゲーは自作もしやすくなってきているので、そちらで制作するのもありかなとは思いますが、規模が大きいものはなかなか難しいので、小さいものから挑戦するのもありかなと思います。

全年齢向けのノベルゲーのお仕事にも機会があればまた挑戦したいですね。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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